[DECCA] E.クライバー指揮ロンドンpo. / ベートーヴェン:交響曲6番Op.68「田園」
商品コード: 1299-048p
商品詳細:1948年初回録音。音質は腰の据わった重心の低い三角形のバランス、低音もズシリと来る。何よりクライバーのグイグイ押してくる圧迫感が伝わってくる。エネルギー密度の高い音が出てくるレーベルだ。フルトヴェングラーをお持ちの方に是非勝負してもらいたい内容。クライバーは早めのテンポで畳み込むように強い音を出してくる。DECCA社のスタンスを音で表した録音。既にLP発売直後からこのスタイルで始まったことに驚く。モノラル期の名演の一つ。状態の良いプレスは無い。エーリヒ・クライバー(1890 - 1956)、ウィーン生まれ。フルトヴェングラーの4歳後輩になる。クライバーはこの録音の6年後に66歳で亡くなってしまう。1935年、妻と当時5歳のカール(カルロス)らを伴ってアルゼンチンに移住した。1947年頃からヨーロッパでの指揮活動を再開したが復帰はスムースではなかったと思われる。フルトヴェングラー信奉者の方に是非聴いていただきたい演奏である。同じ時期にここまで異なる演奏があることを知っていただきたい。どちらも歴史に残る名演である。6番は2回録音があり、2回目は1952-3年頃アムステルダムでモノラル録音された。1940年代とは信じがたいDECCAの録音技術の素晴らしさが伝わるプレス!
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