[COLUMBIA] J.イトゥルビ(pf) / Iturbi Treasures/グラナドス, モーツァルト, ドビュッシー, シューベルト, フィリップ・ラザール, ショパン
商品コード: 1299-044p
商品詳細:日本ではあまりなじみのないピアニスト、ホセ・イトゥルビ(1895-1980)はスペイン バレンシア生まれ。ホセ・イトゥルビ財団やホセ・イトゥルビ国際ピアノ・コンクールがあるほど有名で一世を風靡した音楽家であり稀代のエンターティナーだった。録音は1926年SPから始まり1980年代にCDまで制作。音楽だけでなく映画俳優としても多大な評価を持つ。彼のコンサートはそこでも超満員で立見席が特別に設置されていた。ハリウッドのミュージカル映画にクラシック音楽を取り入れることを試みて、映画「思い出の歌」の中で、自身が弾いたショパンのポロネーズは大ヒットした。1970年代からは指揮者としてロチェスター・フィルハーモニーo.、バレンシア市立o.の指揮者などを歴任。今では映画のほうが有名らしい。1950年代には米RCA、英HMVと英COLUMBIAにもまとまった数の録音を残す。彼の演奏は悪くいえばショウ・ビジネスの要素が混じったクラシック音楽である。良い意味では聴衆を意識した音楽活動を行ったアメリカ的センスを持った音楽家である。したがってアカデミズムに関わる世界からの評判は良くないか無視。しかし我々はアカデミズムに身を捧げる音楽家ではない。コンクールなどは聴衆を無視した世界でそこからビジネスの世界は遠い。彼のレコードを聴いて感じるのは音楽を聴く楽しさである。それに徹した音楽家のどこが悪いのか?と問いたい。彼の音楽には常に人気がついて回った。レコード会社がそんな人物を放っておくわけがない。音大の教授は大衆からお金を稼ぐことはできないがイトゥルビの音楽はたくさんの人から愛される。まずは聴いてから。これほどの技巧と感性を備えたエンターティナーはいない。ラテン・アメリカでは音楽の伝道師のような存在。
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