[COLUMBIA] M.カラス(s)N.レッシーニョ指揮フィルハーモニアo.cho. M.シンクレア(ca) J.ラニガン, D.ロバートソン(t) J.ルルー(bs) / 「狂乱の場」ドニゼッティ, トマ, ベッリーニ
商品コード: 1299-034
商品詳細:イタリア・オペラ3曲からのアリア集で「狂乱の場」のアルバム・タイトルを持つ有名なアリア集。細切れではなく、一つの曲を長く扱う。モノラルのみの発売? カラスの声は若々しく、良く伸びており、充分、彼女の声を楽しめる。"パリのカラス"2枚が特に有名であるが、この盤も、それに負けず、内容は良い。だから、彼女の声は、クリアーでリアル。劇唱にも充分耐える喉を持っている。ステレオのSAXF 179は極めて希少である。英SAX 2320も高額で知られる。ロンドン大学の松本氏によれば「オペラにおける狂乱」はオペラがその創世期から擁していた定型主題であったという。オペラにおいて「狂気」が表現された例としてドニゼッティの「ランメルムーアのルチア」が著名である。狂乱の場はイタリア・オペラで度々取り上げられるヒロインの狂乱状態のシーンである。これを演じ切ってこそプロの主役であり、マリア・カラス程見事に演じた歌手は多くないだろう。カラスの真骨頂とも言える「狂乱の場」を見たいのがファンの心理ということも確かである。だから単なるアリア集ではなく「狂乱の場」なるタイトルのLPがリリースできる数少ない歌手なのだろう。モノラルと言えども希少!
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