[COLUMBIA] I.マルケヴィチ指揮フランス国立放送o. / ストラヴィンスキー:バレエ音楽「妖精の口づけ」~組曲「ディヴェルティメント」, 組曲「プルチネルラ」
商品コード: 1299-033p
商品詳細:イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983)については当社ホームページの「アナログ期の名匠たち」をご覧ください。マルケヴィチはEMIに長い間籍を置き、当初英国側のフィルハーモニアo.を振っていくつかの録音を出していたが、1954年には英国EMIからフランスPathé Marconi EMIに籍を移している。その為同じEMIグループ内でフィルハーモニアo.とフランス国立放送o.を振った2種の録音があり、後でまたフィルハーモニアo.を振ったりと一定していない。この録音はフランス側に移って最初期の録音になる。マルケヴィチは当時、Pathé Marconi EMIではロシア作品を得意とする重要な指揮者であったに違いない。マルケヴィチはセルゲイ・ディアギレフとの関わりからストラヴィンスキーとも深い関わりを持つ事になる。DECCAのアンセルメに対抗できるEMI側の指揮者がマルケヴィチという関係だったと思われる。A面の「プルチネルラ」は1920年頃ディアギレフの依頼で出来たバレエ音楽。ペルゴレージの音楽に基づく作品となっている。バレエ全曲版~1924年に組曲(全8曲)が編曲された。独唱は除かれた管弦楽版である。ここではバレエ組曲「プルチネルラ」(1947年改定版)が演奏されている。B面の「妖精の口づけ」は1928年のイダ・ルビンシュタイン一座の旗揚げ公演で発表されたバレエ音楽。チャイコフスキーの歌曲やピアノ曲の旋律に基づいて作曲された。ストラヴィンスキーは管弦楽組曲の編曲を行い4曲からなる組曲を「ディヴェルティメント」と名づけた。「ディヴェルティメント」とはすなわち「妖精の口づけ」の組曲を示す。何方も親しみやすい管弦楽作品でアンセルメなども録音している。これは1954年のモノラル録音ながらオケ好きには重要な録音といえるだろう。マルケヴィチはストラヴィンスキーと親交があっただけに深く理解が及んだ演奏であり、万人が親しめる演奏と思われる。古典的名演!
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