[VALOIS] G.ドプリュ(cl) N.リー(pf) K.フレデリクソン(va) ダノワQt.(デンマークQt.) / モーツァルト:Cl五重奏曲「シュタドラー」K.581, Pf, Cl, Vaトリオ「ケーゲルシュタット・トリオ」K.498
商品コード: 1299-023
商品詳細:ダノワQt.という名称はフランス(フランス語圏?)での呼び方/レーベル表記で、国際的にはデンマークQt.と呼ばれている。「Danois」という言葉がフランス語で「デンマークの」を意味するのだが、若干のややこしさは否めない。演奏の方はと言えば、東欧系の団体とは発想が異なるようで、北国らしい颯爽と風を切ってゆくような歯切れの良さと、北欧家具の様な色付けは控えめでシンプルだが太い骨格を持った芯の強さを感じさせる。通常の弦楽五重奏に加えK.581、アイネ・クライネK.525等を含む五重奏曲を全曲録音した。CMB 13の5枚組箱で発売されたが当2曲に関してはシングルMB 756が初出になる。1966年に2曲は録音されリリースされたが後になって五重奏曲全曲としての箱で出す為、K.581+アイネ・クライネK.525というカップリング替えLPを制作した。B面のK.498は五重奏曲ではないため箱には必要が無かったためである。そのためオリジナルのMB 756は少数プレスされた後MB 832(K.581+アイネ・クライネK.525)に1-2年でとって変わってしまう。このMB800番台が連番で5枚入ったものが五重奏曲全集箱CMB 13である。従ってK.581+K.498というオリジナルカップリングは殆ど見ることもない希少な1枚になってしまった。箱のメインとなる弦楽五重奏曲は1969~1971年の間頃の録音である。箱に参入させるためにMB 756(K.581+K.498)は消滅した番号である。是非オリジナルの音で味わっていただきたい録音。北欧の団体だけあって、イタリアQt.が見せる陽性の華やかさは目指さず、心に沁み込むような渋味のある演奏スタイルを見せる。とはいえ演奏が硬いわけではない。追求する方向性の違い、色調の違いが楽しい、北国らしいモーツァルト。初出厚手盤。ステレオで聴ける爽やかな1枚!
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