商品コード:1300-062[CGER(EMI Belgium SA)] R.ヴェルテン(vn) P.シュトラウス指揮リエージュo. / ヴュータン:Vn協奏曲5番Op.37, Vn協奏曲7番Op.49
商品コード: 1300-062
商品詳細:ルドルフ・ヴェルテンは、1946年ベルギーのアントウェルペン州メヘレンの生まれ。1971年エリザベート王妃コンクールで7位入賞。A.ジェルトレルとH.シェリングに学ぶ。1974年に発売されたベルギー楽派のヴァイオリンという箱物の中にも参加。'70年代のプレス、正当なフランコ・ベルギー楽派を継承するウェルテンの芸風を余すところなく伝える。若い頃のM.レビンを連想させる強力なボーイングと超絶技巧。現代に甦ったパガニーニに出会ったような気分!技巧派Vn好きなら大満足!デビュー録音はコンクールすぐ後の1971年4C 053-23327。ベルギーEMIはこの機会を逃すまいと矢次早に用意した録音がこれ。フランス、ニュージーランドでも異なる番号で発売されたのでローカル録音ではない。高音質録音!日本では無名だが相当に腕の立つヴァイオリン奏者!アルテュール・グリュミオー( 1921 - 1986)以降、久々に現れたベルギー生まれのヴァイオリン奏者の登場にベルギーでは大きな期待が生まれた。しかしその後録音は多く行われたが大半がローカル発売でグリュミオーレベルの国際的な名声とまではいかなかった。1995年頃までCDでの録音がある。1985年エリザベート王妃国際コンクールで審査員を務めた。ベルギー政府より「 ベルギー国家ヴィルティオーゾ」の称号を得た。1970年代中期から指揮者としての活動も開始、て「イ・フィアミンギ」とも呼ばれるベルギー室内管弦楽団の指揮者となり、たびたび来日している。ヴュータン:Vn協奏曲5/7番はヴェルテンの代表作であり出世作である。フランコ・ベルギー派の代表として、正当な選曲であるといえる。ヴュータンのヴァイオリン協奏曲は完成されたものでは6曲あり、第7番も作曲されたが未完のまま遺作となってしまった。後に第7番は弟子のフバイが完成させた。ヴァイオリン協奏曲第5番は、元来1861年にブリュッセル音楽院の卒業試験の課題曲として作曲され、1878年にパリ音楽院の卒業試験の課題曲用に改訂された。課題曲という性格からきているのか、名人芸な高度な技巧を要求される作品で、古今のヴァイオリニストたちが好んで取り上げてきた。現在は第4番と共に親しまれている作品となっており、演奏されることが多い。副題の「ル・グレトリ」は、アダージョの部分でグレトリのオペラ「ルシール Lucile」中の旋律が用いられていることによる。その為7番の録音はこれまで殆どなかったが、ヴェルテンは敢えて普及の意味も兼ねて録音したものと思われる。アンリ・ヴュータン( 1820 - 1881)はベルギー人のヴァイオリニスト・作曲家。シューマンからは「小さなパガニーニ」と呼ばれ、当時ヴァイオリニストとして欧州、米国で名を馳せた。ブリュッセル音楽院の教授として、ウジェーヌ・イザイらの逸材を輩出する。ヴィエニャフスキの師でもある。7番はイェネー・フバイに献呈された。
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