商品コード:1300-045p[MELODIYA] E.ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo. / ワーグナー:序曲集, スクリャービン:交響曲4番「法悦の詩」
商品コード: 1300-045p
商品詳細:スクリャービンの交響曲4番は「法悦の詩」と呼ばれる単一楽章で書かれた交響曲。スクリャービンが神秘主義に傾倒した後期の代表作として知られている。英語: The Poem of Ecstasy。日本語の「法悦」は意訳であり、原語のまま「エクスタシー」として理解するとよい。この標題の意図については、性的な絶頂を表すと考えるほかに、宗教的な悦びを表す、あるいは両者を包含しているという解釈もある。オルガン、ハープ、チェレスタなどを含めた四管編成の大オーケストラによる単一楽章の楽曲であり、自由な形式の交響詩とみなされていた時期もあるが、拡張されたソナタ形式をとっている。それまでの3曲の交響曲とは異なり、決まった調性を持っていない。その代わりに、神秘主義に傾倒して以降のスクリャービンの作品で頻繁に用いられる神秘和音を完成させた。神秘和音が用いられている作品として知られる。1958年の初期録音でこの曲を知るのに最適の1枚と考える。B面はワーグナーの管弦楽曲3曲が入り、ムラヴィンスキーのLPとしては面白い選曲となっている。ワーグナーは珍しさが先行するがスクリャービンに関しては絶対的な名盤であるといえる。この曲が持つ神秘的側面がタップリと伝わる素晴らしい演奏であり、他に対抗馬が思いつかない程抜きん出た演奏と思われる。ワーグナーに関しては西側でもっと優れた演奏が沢山ある。敢えてファンとして聴きたいという興味が出るものではないだろうが、ムラヴィンスキーの手腕に引き込まれて行く楽しさはある。
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