商品コード:1300-029[DECCA] E.アンセルメ指揮スイス・ロマンドo. / ストラヴィンスキー:組曲「プルチネルラ」(全8曲), 交響詩「ナイチンゲールの歌」(全3部)
商品コード: 1300-029
商品詳細:ステレオはSXL 2188、高額な盤である。ステレオもある場合のモノラルは、大変音質が良く、しかもモノラルならではの腰の据わった低音や押し出しの強い音圧等、決してステレオの代用品ではない一つの作品である。このプルチネルラは、一度は耳にしたことのある親しみのあるメロディーをを持つパントマイム曲。1920年、ロシア・バレエ団の委嘱により作曲。特別にロシアとの関係の深かったアンセルメのこの曲への造詣は深く、歯切れのよいリズム感とスピーディーな進行で、この曲の決定盤。アンセルメはストラヴィンスキーに最大の理解者であり、ストラヴィンスキー作品を早い時期からDECCAに積極的に録音し世界に広めた功労者である。アンセルメがストラヴィンスキーと出会ったのはカフェで、意気投合した2人は当時ストラヴィンスキーが活動の拠点としていたロシア・バレエ団「バレエ・リュス」の創設者「ディアギレフ」に紹介をしている。アンセルメはディアギレフ以前にストラヴィンスキーと親交があったという点は重要である。お蔭で「バレエ・リュス」による初演は少なくとも以下の3曲をアンセルメが行っている。プロコフィエフの「道化師」、ファリャの「三角帽子」、サティの「バラード」。ストラヴィンスキーとの出会いがアンセルメを世界のトップ指揮者に育てたといって過言ではない。中でも1955年に世界初となる全曲盤の録音を行った「火の鳥」は永遠に記憶される録音となった。1968年にも再録音している。有名曲だけでなく、当時殆ど知られていなかった多くのストラヴィンスキー作品を世に出した。ここに収録の組曲「プルチネルラ」もバレエ音楽「プルチネルラ」(全18曲)をストラヴィンスキー自身が8曲に纏めた管弦楽組曲である。B面の「ナイチンゲールの歌」は自作のオペラ『夜鳴きうぐいす(ナイチンゲール)』の音楽を再構成して作った交響詩である。このオペラの依頼主はロシア自由劇場であったが完成前に倒産したため、バレエ・リュスの主宰者セルゲイ・ディアギレフが引き継ぎ完成・上演を果たした。1917年初めにディアギレフからオペラ『夜鳴きうぐいす』のバレエ化の提案があり、ストラヴィンスキーは1幕のバレエ音楽「ナイチンゲールの歌」と交響詩「ナイチンゲールの歌」を編曲・発表した。何方も全3部構成でここでは交響詩「ナイチンゲールの歌」が収録されている。録音が多い曲ではないが組曲「プルチネルラ」はおなじみのメロディーから始まる軽快な管弦楽組曲。交響詩「ナイチンゲールの歌」は「春の祭典」を思わせる大胆な音使いが色彩感豊かな音場を作り出す。SXL 2188は高額!モノラルも十分に音質が良い!
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