商品コード:1300-028[DECCA] E.アンセルメ指揮スイス・ロマンドo. / ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」
商品コード: 1300-028
商品詳細:アンセルメはSXLで有名になってしまったが、モノラル期からDECCAには欠かせないスター指揮者である。DECCAが目指している音質の方向性と、アンセルメのスタイルが一致しているからに違いない。それはステレオ期になって、さらに完全になった。HMVやCOLUMBIAの音楽性とは相反するシャープなスピード感のある演奏でなければ、このレーベルの良さを体現できない。はるかモノラル期から、その颯爽としたムダな音のない指揮は、今もって新鮮。数多いアンセルメの録音の中でも「火の鳥」は代表作と言ってよい傑作録音。ステレオのSXL 2017は相当に高額!これはバレエ音楽「火の鳥」のよく知られるステレオがある1955年の録音でこれはそのモノラル盤。1955年といえばステレオはまだ実験段階を終わったばかりで、当時の普通の家庭にステレオ装置は普及しておらずモノラルが全盛を誇った時期である。フランス、ドイツでは更に数年遅れをとっていた。ステレオが人気であることは頷けるが、まずは安価で入手できるモノラルをお勧めしたい。当時の日本にステレオなど存在せず、3種の神器とされた家電が出回り始めた時期である。2020年代以降に人々が望むものは自由だが発売当時の状況を鑑みれば、モノラルが標準であり、然も数枚買えば給料はなくなってしまう程の高級品であった事実を忘れるべきではない。当時の為替レートを勘案すれば運よく英国から取り寄せても、現在の価値に直して10万円近い価値であったことは想像に固くない。またアンセルメは組曲「火の鳥」を1946年12月にロンドンでSP録音、1950年10月にはジュネーヴでモノラル録音している。
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