商品コード:1300-014pb[DECCA] H.クナッパーツブッシュ指揮ウィーンpo. / ブルックナー:交響曲3番 (1890年シャルク改訂版)
商品コード: 1300-014pb
商品詳細:モノラル期のブルックナー傑作の一つ。金文字内ミゾ・プレスが初出。モノラルながら圧倒的な音響でウィーンpo.が唸る。ステレオとの決定的な違いは弱音時の多少ノイズが混じった、何かが漂っていて霊的とも言える空気感。ダイナミックレンジの大きなステレオでもこの空気感は出せない。又フォルテが強く出ない分、演奏の表現力でそれを感じさせるという、音楽のあるべき姿がある。モノのみ発売。英国DECCAの誇るモノラル・サウンドが飛び出してくる! クナッパーツブッシュはブルックナー:交響曲3番をスタジオ、ライブと何度も録音しており、ライブを入れると5種も存在する。それだけ得意とした曲であった。交響曲3番には様々な版が存在するがクナッパーツブッシュはどの録音でも1890年のシャルク改訂版を使用している。1954年当時ブルックナー:交響曲3番はさほど人気が無く、演奏頻度も高くはなかったらしい。この録音を切っ掛けに改めて第3番が見直され、更に第3番の決定盤として定着していったという。交響曲第3番は、今日「ワーグナー交響曲」の名で呼ばれることが多い。これは、曲自体が作曲家ワーグナーに献呈されている為で、同時に曲の内容にワーグナーからの影響といった要素が散見される為らしい。ブルックナー49才の作品。その後何度も改訂が繰り返され、多くの版が存在している曲である。ブルックナーの交響曲を演奏する場合、必ず版を表記する慣習はこの頃から始まったようである。この録音はその圧倒的な音の厚みとダイナミクスから、今以ってブルックナー:交響曲3番の決定的名盤とされている。聴いていただければ理解されるだろう。プレスの種類は多く、初期プレスこそ良いのは当然だが、DECCAの録音技術も素晴らしく、1960年代初期までのプレスならかなりのプレゼンスが得られる!
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