商品コード:1301-062[PHILIPS] R.カサドシュ(pf) H.ロスバウト指揮コンセルトヘボウo. / ベートーヴェン:Pf協奏曲5番Op.73「皇帝」
商品コード: 1301-062
商品詳細:ロベール・カサドシュ(1899-1972)はパリ生まれのピアニスト。。パリ音楽院でルイ・ディエメに師事して、1913年に首席を、1920年にはディエメ賞を獲得。1921年にピアニストのギャビー夫人と結婚した。1922年からラヴェルと協同してピアノロールへの録音を行い、フランスやスペイン、英国でもラヴェルと共演した。1935年からフォンテーヌブローのアメリカ音楽院で教鞭を執り、第二次世界大戦中は米国に亡命した。戦後は1950年に帰国し、1952年までアメリカ音楽院の院長となった。初録音はSP時代の1928年に遡り、亡くなる3年前の1969年6月まで、約40年以上に亘る芸歴がある。LP録音の多くが米コロンビアで、1940年2月、ニューヨークでのラヴェルとモーツァルトのソロ曲に始まり、多くの作曲家の協奏曲、室内楽曲、ソロ作品を網羅している。1960年代にはアムステルダム・コンセルトヘボウo.との共演が数点あり、この録音もその一つ。夫人のギャビー・カサドシュもピアニストで連弾録音や複協奏曲の録音も多数ある。息子のジャン・カサドシュもピアニストとして録音を残している。ロベールはモーツァルトの協奏曲を多数録音しているためモーツァルト演奏家の一人としての名声が高い。またフランス音楽の米国への紹介者としての功績も高いものがある。ベートーヴェンは他に1959年3月に1/4番をE.v.ベイヌム指揮コンセルトヘボウo.と録音している。5番はミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィルとの旧録音(米COLUMBIA)と、このオランダでの新録音の2種がある。ソロはカサドシュらしい柔らかな表情で格調があり、ふくよかなアロマが立ち込める奥ゆかしいスタイル。当時のコンセルトヘボウo.のオケはやはり独特のものがあり、オケも同様に素晴らしい。ベートーヴェンはあまりイメージがないカサドシュだが、演奏家では何度も取り上げていて個性的な秀演といえる。録音も良い。
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