商品コード:1301-037[PHILIPS] M.ジャンドロン(vc) R.レッパード指揮ロンドンso. / ハイドン:Vc協奏曲1番ハ長調 Hob. VIIb:1, ボッケリーニ:Vc協奏曲7番 ト長調 G.480
商品コード: 1301-037
商品詳細:ウィーン古典派の礎を築いたハイドンは、交響曲・室内楽など非常に多くの作品を残しこのVc協も演奏・録音される機会の多い傑作。そのハイドンと同時代に生き、ハイドン夫人と呼ばれる事もあるボッケリーニはチェロ奏者としても活躍し、チェロ協奏曲をはじめ多くの室内楽を多く残した。しなやかなフレージング、繊細でありながら師カザルス譲りのダイナミズムを持ち合わせるフランス・チェロ界の至宝ジャンドロンの演奏で2曲の傑作Vc協を聴いていただきたい。まずハイドンのVc協奏曲第1番は1767年頃に作曲された。ハイドンは全部で6曲のチェロ協奏曲を作曲したといわれているが、第3番とト短調(Hob. VIIb:g1)は紛失し、第4番と第5番は偽作とされている(第4番はコンスタンツィ、第5番はポッパーの作といわれている)ため、ハイドンの真作とされているチェロ協奏曲は第2番とこの1番のみである。1番の楽譜は長い間失われていたが、1961年にプラハで筆写譜が発見され、1962年にミロシュ・サードロのチェロにより復活初演された。1962年録音のSUPRAPHONのサードロ盤が世界初録音となる。ジャンドロンはサードロから3年後の1965年に録音した。B面の ボッケリーニ:Vc協奏曲ト長調G.480は1965年ジャンドロンの当録音が世界初録音となった。ボッケリーニには11~12曲のVc協奏曲が存在することがわかっている。Gerard番号と呼ばれる分類番号でG.474の1番からG.483の10番(Op.34)が連番で分類され、G.484の通し番号なしのト長調(Concertino)が11曲目となる。また1986年に発見されたG.番号なしのチェロ協奏曲変ホ長調を第12番とする説もあるが、この曲は偽作?として真偽は不明のままである。3・4・6・7・8番は アンアー・ビルスマ(vc)が初録音している。5番とト長調(Concertino)は偽作とする説がある。ボッケリーニの作品はまだ完全に全容が分かっていない作曲家のようである。ハイドンの1番は2番同様に良い曲であり、チェロ好きならば是非とも手元に置いていただきたい。ボッケリーニ7番もまた初めて聴くにしては非常に親しみを感じる曲であり、このLPは間違いなく買って損のない1枚!
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