商品コード:1301-030[PHILIPS] E.ヨッフム指揮コンセルトヘボウo. / ベートーヴェン:交響曲6番Op.68「田園」
商品コード: 1301-030
商品詳細:オイゲン・ヨッフム(1902-1987)はドイツ帝国時代のバイエルン王国アウクスブルク近郊のバーベンハウゼン生まれの指揮者。ミュンヘン音楽大学でヘルマン・フォン・ヴァルタースハウゼンに作曲を学ぶが、途中で専攻を指揮へと変更し、ジークムント・フォン・ハウゼッガーに師事する[2]。ハウゼッガーは、アントン・ブルックナーの交響曲第9番原典版の初演及び初録音を手掛けた人物である。国際ブルックナー協会の会長もつとめ、ブルックナー交響曲全集を2度完成したブルックナー指揮者として知られる。DGGでは2つの異なるオケを振って最初の一人指揮者によるベートーヴェン交響曲全曲録音を行ったことが有名である。1959年アムステルダ・コンセルトヘボウo.の首席指揮者が急逝した際、若きオランダ人指揮者ベルナルト・ハイティンクが常任指揮者に抜擢された(オランダ人以外は不可)。しかし、その若さと実力に不安があったため、ベテランのドイツ人指揮者オイゲン・ヨッフムが補佐として常任指揮者に加わり、変則的な双頭体制に入った。1961-1964年までコンセルトヘボウo.の双頭首席指揮者となった時点で籍は自動的にPHILIPSに変わり、PHILIPSへコンセルトヘボウo.との録音を行う事になる。1964年にハイティンクが独り立ちした時点でコンセルトヘボウo.を退任したヨッフムは、その後もこの縁を繋ぎ、1967-9年にはベートーヴェンの交響曲全集を録音しており、1980年代まで度々共演・録音していた。DGGに次ぐ2回目のベートーヴェンの交響曲全集となる。更には1976年~1979年にかけてロンドン交響楽団と3回目のベートーヴェンの交響曲全集を録音し、精力的に活動した。この2回目交響曲全集はヨッフム60代壮年期の充実した時期であり、バランスという点ではよく出来た録音で、集中力ではDGGのベルリン・フィル(2/3/4/6/7/8)、バイエルン放送交響楽団(1/5/9)に譲るが、録音技術、オーケストラの技術、ホールの音響という点で当時の先端をになった録音であり、このゆったりとした余裕のある流れは、長年にわたって磨き込んできたベートーヴェンの交響曲に対しての、この時点での答えのような印象を受けた。
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