[PHILIPS] E.v.ベイヌム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウo. / シューベルト:交響曲8番「未完成」, 交響曲6番
商品コード: 1301-026
商品詳細:エドゥアルト・ファン・ベイヌムはコンセルトヘボウo.の終身音楽監督。メンゲルベルクが作り上げた音をしっかり守りつつ、このオケをすっかり近代的に蘇らせた立役者。長生きしていればハイティンクの出る幕は無かったのでは? 1959年リハーサル中に心臓発作で倒れ57歳で急逝。あと10年生きていればコンセルトヘボウの黄金期が続いたはず。PHILIPS時代は1954-7年。奇をてらわず、あえて抑えた表現のシューベルト、そこに伝統の重みと良心を感じる。エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム( 1901- 1959)は1945年、メンゲルベルクがナチスへの協力の件でスイスに追放されると、メンゲルベルクの後を継いで、コンセルトヘボウ管弦楽団の音楽監督兼終身指揮者に就任した。コンセルトヘボウのシェフとしてモノラル期のコンセルトヘボウの録音の元締めといえる。同時に1953年までDECCAへの契約もあり、コンセルトヘボウo.を振ったDECCA録音(約30枚)が存在するのはこの為である。1954年~1958年までオランダPHILIPSに多くの録音を残している。それでコンセルトヘボウo.は安泰と思われていたが1959年4月13日に、アムステルダムでブラームスの交響曲第1番のリハーサルを行っていた最中に心臓発作で倒れ、57歳で死去した。慌てたオーケストラ側の混乱はご存じの通り、若いハイティンクになってのコンセルトヘボウo.は同じ音を出すことは無かった。ベイヌムもまたモノラルが黄金期の指揮者であり、コンセルトヘボウo.にも同じことが言える。ベイヌムはアムステルダム・コンセルトヘボウo.とシューベルの交響曲3/ 4/ 5/ 6/8番の5曲を録音している(4番はDECCA)。5/8番は1957年5月の録音でモノラル録音。黄金時代のコンセルトヘボウの音が聴こえる良き時代の演奏である。ドイツ系、フランス系何方も地元の指揮者のごとき説得力で聴かせてしまう実力派指揮者だった。日本では伝説のメンゲルベルクと新進気鋭で話題のハイティンクに挟まれて、殆ど正当な評価をえることはなかった。時代は進み、真実が公になり、やっと耳のある人々が気が付き始めた段階である。
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