商品コード:1301-024[PHILIPS] A.ドラティ指揮ハーグ・レジデンティo. / ドヴォルザーク:交響曲9番Op.95「新世界より」
商品コード: 1301-024
商品詳細:ドラティのモノラル初回録音はこのハーグ・レジデンティo.とのPHILIPS録音。Mercuryではない。その後モノラル/ステレオでコンセルトヘボウo.と2回目録音がある。同じPHILIPSに2種の同曲録音(全4回)があるので混同されやすい。ドラティは主に米国で活躍しオーケストラビルダーの異名を取り、アメリカのオケを数多く立て直し、デトロイトでMERCURYに多くのオーディオファイルを残した。しかし欧州メジャーオケを客演しても見事な成果を残している。それら客演は少ない。ドラティの新世界交響曲は全部で4回録音がある。これは最初のモノラル録音で最も入手の難しいLP。欧州に戻ってからはハイドンの全曲録音も行う巨匠。前のめりになるテンポと怒涛の勢い、アグレッシブな新世界!アンタル・ドラティ(1906- 1988)はハンガリー出身の指揮者。またイギリス女王エリザベス2世からナイトに叙任されている。ドラティはSP~デジタルまで600点以上の録音を残した大指揮者の一人である。指揮者としてのデビューは1937年、ワシントン・ナショナル交響楽団との共演であったことからも米国の指揮者と勘違いされても不思議はない。しかし1950年代にそこそこの録音をPHILIPSに残していたことはあまり知られていない。大半がモノラル録音であリ、Mercuryとのステレオで有名になった指揮者としては見過ごされてもやむを得ないだろう。しかしこれら古いモノラル録音にドラティの本質が見える。1949年~1960年までミネアポリス交響楽団のシェフとなり、同時に1945年に発足したばかりの新興レーベル「Mercury」と契約し、以降Mercuryの看板指揮者として活動することになる。従ってPHILIPSは欧州に帰った時だけの録音となった。この「新世界より」は全4回録音の中の初回モノラル録音で存在すら殆ど知られていない。1951年の録音で詳細は不明。やや早めのテンポで始まり、当時としては斬新なスタイル。名演の多いこの曲であるが、ドラティはかなり個性的であることは確か。
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