商品コード:1301-023p[PHILIPS] W.v.オッテルロー指揮ウィーンso. / ベートーヴェン:交響曲6番Op.68「田園」
商品コード: 1301-023p
商品詳細:ウィレム・ヴァン・オッテルロー(1907-1978)は日本では人気薄だったが近年再評価が進んでいる。PHILIPSのLP初期の最初の大物指揮者であった。最初のベートーヴェン第9の録音もオッテルローである(1940年のメンゲルベルクはLP録音ではないので除く)。1932年に指揮者としてデビュー。1949年~1973年の長きにわたりハーグ・レジデンティo.の首席指揮者、音楽監督としてその育成に貢献した。これはコンセルトヘボウo.ではなくウィーンso.との大変珍しいモノラル録音。オッテルローはシューリヒトほど早くない、程良いテンポ感と、ケンペのような大指揮者風の、オケを膨らませて豊かに表現する手法は第一級のものがある。モノラル期PHILIPSにしか録音がない。隠れたファンが少なからず存在する指揮者。この田園もほのぼのとした空気感に包まれてほっとする演奏だが、単調でのんびりというわけではなく、快いリズムが貫かれている。古い指揮者ほど上手いと言うのはやはり本当だ!なお最晩年にはシドニーso.とベートーヴェンの交響曲全集のレコーディングに取り組んでいたが、第1番、3番「英雄」、第4番、5番「運命」、6番「田園」の5曲までを録音した時点でオッテルローは死去し、プロジェクトは半ばで頓挫している。これはPHILIPSで最初の田園交響曲の録音となった。ドイツの指揮者、ゲルト・アルブレヒト[1935-2014]はオッテルローについてこう語った。「オッテルローはオーケストラのトレーナーとして、並外れた資質を持っていました。彼のリーダーシップのもと、レジデンティ管弦楽団は、オランダで最高のオーケストラとなり、当時はコンセルトヘボウ管弦楽団よりうまかったです。」
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