[ETERNA] P.レーゼル(pf) ゲヴァントハウスQt.(K.ズスケ(vn) 他) / シューマン:Pf五重奏曲Op.44, Pf四重奏曲Op.47
商品コード: 1303-056t
商品詳細:1983年、技師H.クンツェによるドレスデン・ルカ教会での録音、青盤でオリジナル。ズスケは1977年ズスケQt.を退団してベルリンからライプツィヒに戻り、ゲルハルト・ボッセからゲヴァントハウスQt.のリーダーを受け継いだ。ズスケQt.に居た残りのメンバーはベルリンに残り、新リーダーはヴェルフ=デッィター・バッツドルフとなり、団体名はベルリンQt.に変更された。これはズスケが第1Vnをとる新体制でのゲヴァントハウスQt.の録音。ズスケが第2Vnだった1962年時点から残ったメンバーはVaのディートルマル・ハウマン一人のみで他は変更された。ズスケにとっては古巣に戻ったことになる。一人でも当時のメンバーが残っていたことは心強いものがあっただろう。ズスケはこの新体制のゲヴァントハウスQt.で1993年頃まで活動を続けた。2016年時点でのメンバーはフランク=ミヒャエル・エルベン(1st vn)、コンラート・ズスケ(2nd vn)、オラフ・ハルマン(va)、ユルンヤーコブ・ティム(vc)で、このLPが録音された時点から残っているのはチェロのユルンヤーコブ・ティム(vc)だけであり、第2Vnはズスケの息子・コンラート・ズスケ、Vaはディートルマル・ハウマンの息子オラフ・ハルマンに変更。 これは1983年の録音でピアノにペーター・レーゼルを加えたシューマンの室内楽2曲。Op.47では第2VnのG.クレブナーが抜けて弦3本のPf四重奏。Op.44では全員参加のPf五重奏曲である。ズスケとP.レーゼルというのは初顔合わせ? 録音は古くないが、ズスケのスタイルがここにも受け継がれ、少しテンポの速い演奏。暗く淀みがちな2曲を実に爽やかに美しく仕上げている。P.レーゼルの音色もズスケと同調。エテルナらしい仕上がり。新体制でのゲヴァントハウスQt.ではこのようにそこそこ録音がなされたが、ベルリンQt.の方は重要な団体にも関わらず、ハイドンの3枚だけというのはなんとも違いを感じてしまう。ズスケQt.の3人が残ったベルリンQt.より、ズスケがリーダーとなった新体制でのゲヴァントハウスQt.の方がこれまでのズスケQt.のスタイルを継承しているのは間違いない。リーダーの大きさを如実に示す見本となった録音。
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