[TELEFUNKEN] G.レオンハルト, E.ミュラー, A.ヴィッテンボッシュ, J.v.ウェリング(cemb) レオンハルト・コンソート / バッハ:2Cemb協奏曲1番B.1060, 3番B.1062, 4Cemb協奏曲B.1065
商品コード: 1303-008
商品詳細:古楽器を使った初めての協奏曲全集。古楽の最先端を実際に音楽にして完結させたTELEFUNKENらしい仕事。5枚はレオンハルト・コンソートが担当。1台Cembではレオンハルトが、複数台協では同志的奏者を入れて完成。Cembの新鮮な響きと最小人数による室内楽的なスタイルは、当時非常に斬新だった。音響の小さなCembには丁度良いバランス。やり過ぎの無い伝統的手法を踏襲した上に立った表現は、自然な驚きと憧れに満ちていた。1962年頃から録音を始めて1969年に完成させた。完全な全集を企画したと思われるが、1台用Cemb協奏曲1番は既にレオンハルトの録音が1965年Harmonia Mundiに決まっていて、TELEFUNKENではヘルベルト・タヘツィ/アーノンクールが1969年に録音している。TELEFUNKENでは重複を避ける為だろうか、レオンハルト・コンソートにはB.1052のTELEFUNKENへの録音を取りやめた。レーベルとしては正しい判断と思われるが、出来ればレオンハルトのソロ/レオンハルト・コンソートで聴きたかったものである。従って全集化した際にB.1052だけはタヘツィ/アーノンクールの演奏となる。他は全てレオンハルト他/レオンハルト・コンソートというメンバーである。演奏スタイルはレオンハルトがB.1052以外の全ての曲で自身でチェンバロを弾きながら指揮をとる所謂弾き振りで演奏されている。バッハ時代の編成、楽器、奏法にのっとって録音された初めての全曲録音である。レオンハルト・コンソート分は1967年までに録音を終了し、最後に残ったタヘツィ/アーノンクールによるB.1052が1969年に録音され完結した。LP5枚入りの箱(SCA 25 022)でお持ちの方も多いだろう。ドイツ・オリジナルは全て黒/金レーベルの単売でSAWT 9411/9424/9458/9508/9538/9552/9557の7枚で完結する。フランスから同様の形で全品が発売されたかは未確認。音質だけ見ればパテプレスであるフランス盤の方が音楽性という観点からは良好かもかもしれない。ドイツ録音は必ずしもドイツ・プレスが最良とは限らない。またフランス盤には1965年当時でも半数はモノラルプレスが存在する点がドイツと大きく異なる。モノラルの良さは聴いた人にしかわからないだろう。
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