[DECCA] A.B.ミケランジェリ(pf) / ミケランジェリの芸術/ベートーヴェン:Pfソナタ32番Op.111, ガルッピ:Pfソナタ5番, D.スカルラッティ:ソナタ(3曲)

[ 1304-045p ] Arturo Benedetti Michelangeli – Beethoven / Galuppi / Scarlatti – The Art Of Arturo Benedetti Michelangeli

通常価格:¥ 3,300 税込

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商品コード: 1304-045p

作品名:ミケランジェリの芸術/ベートーヴェン:Pfソナタ32番Op.111 | ガルッピ:Pfソナタ5番 ハ長調, D.スカルラッティ:ソナタ ハ短調 L.352(K.11), 同:ソナタ ハ長調 L.104(K.159), 同:ソナタ イ短調 L.483(K.322)
演奏者:A.B.ミケランジェリ(pf)
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:DECCA
レコード番号:SXL 6181
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国でのステレオ・再版(第3版)】---小デッカED4, 帯にffss(Full Frequency Stereophonic Sound.), 12時にMade in England ・The Decca Record Co.LTD., 9時にRecorded by BDM, グルーヴガード厚, 表記されたレコード番号:SXL 6181, Rights Society:記載なし, (P)1965・(6時), TAX Code:なし(1973年4月以降を示す), スタンパー/マトリクス:ZAL-6725-11D/ZAL-6726-7W (ストレート小文字スタンパー・DECCA通常タイプ), DECCA規格ステレオ製造を示すZAL**で始まりレコード番号を含まない専用マトリクス使用, マトリクスのイニシャルDはJack Law(ジャック・ロウ)/イニシャルWはHarry Fisher(ハリー・フィッシャー)のカッティング担当を指す, 補助マトリクス(3時):BI/Bi, 再補助マトリクス(9時):1/1, 1970年代スタンパーによる1971年頃製造分, ED1レーベルは存在しないと思われる, ED2/ED3レーベルは存在する(1965年分), これより古いレーベルは存在する, 最古レーベル・最厚プレスではない, 更に古いマトリクス存在する(2W/2Wが最古と思われる), カッティング担当の前任者:両面ともイニシャルWのHarry Fisher, これより古い3時存在する, モノラル存在する, RIAAカーヴである, 英DECCA音源の英DECCA製作プレス, 工場:Decca Record Co. Ltd., Pressing Plant, UK., ステレオ・再版(第3版?), 3rd issue for stereo
ジャケット:【英国でのステレオ・オリジナル】---表コートペラ, 2時に黒ベース□DECCA, 表記されたジャケット番号:SXL 6181, Price Code:なし, 背文字:あり(黒色・クリーム背景・上下絞り), (P)なし(C)1965, ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが当ジャケットである・または同等), 製作:The Decca Record Company Limited. London, 印刷:James Upton Ltd. Birmingham & London, 折返タイプは存在せず, これより古いステレオ・ジャケット存在せず, ステレオオリジナル, original for stereo
トピックス:1964年イタリアでのモノラル/ステレオ録音, 音源はB.D.M. Musicが保有(B.D.M.での発売はない), 録音詳細不明, 1965年The Decca Record Company Limited. Londonによりコピーライト登録・同年DECCA:LXT 6181/SXL 6181(ED2レーベル・当ジャケット・または同等ジャケット入り)にて初リリースと思われる, これは1970年代に入ってすぐの再版で第3版となるものの希少であることに変わりなく音質も悪くない, 演奏:★★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細:ミケランジェリの珍しいDECCA盤。1964年イタリア録音で音源はイタリアの会社B.D.M. Musicが持っている。B.D.M.はポピュラー/民族音楽系の音楽を中心とするレーベルでクラシックは1枚も出していない。またこの「ミケランジェリの芸術」のLPは自社から出していないと思われる。単純な音源保有で、DECCAに音源貸出としての名前を連ねているだけと思われる。録音嫌いで有名なミケランジェリがよくDECCAと契約したものだと思っていたら、ミケランジェリとDECCAとは直接関係のない録音だった。商業的にDECCAから発売されたというだけらしい。1970年頃から考えが変わったらしくDGGと契約を交わし多くの録音を行ったが、SP期~1970年頃までは正式なスタジオ録音が極めて少なかったピアノの鬼才である。逆にライブ録音は、非正規盤など際どいものを含め、ものすごい数がカタログ上に存在している。しかしそれらは音質の点で満足できるものは少ない。有名なラヴェル/ラフマニノフのEMIスタジオ録音が1957年なので、1960年代の正規録音は非常に少ない。これを正規録音とするかについて100%の情報はないが、恐らくイタリアのどこかで録ったスタジオ録音ではないかと思われる。一応ステレオだが正規DECCA録音のようなしっかり分かれるステレオではない。とはいえ、良い時期の録音であることは確かで、ミケランジェリらしい自由奔放さと美しい音を感じることができる。B面のバルダッサーレ・ガルッピ(1706- 1785)はミケランジェリがよく取り上げる作曲家で、イタリア・ヴェネツィア生まれ。とりわけオペラ・ブッファの作曲家として著名である。日本人に馴染みはないが、この曲こそ当LPのハイライトではないかと思われる。ミケランジェリが取り上げなければ今もって知られない作曲家だろう。このソナタに対し、ミケランジェリの姿勢がやけに真面目なのが気になる。A面のベートーヴェンでは当然のごとく弾き崩しや勝手なテンポなどがみられるが、ガルッピに対してそのような態度は皆無に感じる。ガルッピでミケランジェリの隠れたリリシズムを存分に楽しめる。本当にシンプルに情感を込めて弾いた姿に敬意の念を感じるのである。そして最後にスカルラッティのソナタ3曲を持って来ている。ここではまた一癖あるピアニストに戻り、決してガルッピに対する態度と同じではない。そういう意味でこのLPのハイライトはガルッピであると申した次第。

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