[GALLO] C.ジャコッテ(cemb) / バッハ:Cemb作品集
商品コード: 1305-012
商品詳細:チェンバロ奏者、クリステアーヌ・ジャコッテ(1937- 1999)はスイス・ローザンヌの生まれ。ヨハン・セバスチャン・バッハをはじめとした多くの演奏を録音している。配偶者はピエール・ジャコッテ。ドイツ語ではジャコテットとする場合もあるがジャコッテで統一する。尚ジャコテは誤りである。両親がヴァイオリニストの家庭に生まれ、4歳でピアノを学び始めた。ラ・ショー・ド・フォン音楽院、その後1955年から1957年まで、ウィーン音楽アカデミーとダルステルレンデ芸術院で勉強を続けた。20歳のとき、ミュンヘンのARD テレビジョンが主催するコンテストで優勝。彼女は、グスタフ・レオンハルトのもとで古楽器演奏の技巧を磨き、古楽器による作曲当時の演奏再現に貢献した。彼女はしばしば、貴重かつ歴史的な鍵盤楽器で演奏した。彼女のJ.Sバッハのチェンバロ作品など多くは、マイナー・レーベルに収録されていたため、広く聴かれた。若い音楽愛好家にとって、これらの安価なレコードは作品の良さや解釈を知るのにとても役立った。3つの賞を獲得している。1.1958年:ARDミュンヘン国際音楽コンクールで優等賞/2.1964年:スイス音楽協会からのソリスト賞/3.1965年:ブルージュの第1回国際音楽コンクールにてチェンバロ部門賞と通奏低音部門賞。1962年からは教育者として活動し、1975年6月ジュネーヴ音楽院の高等クラスで初代のチェンバロの音楽教授として、1999年に亡くなるまで後進の指導に当たった。多数の国際コンテストの審査員として参加している。800以上のコンサート、120以上のレコーディングとCDレコーディングに参加。1999年スイス・リヴァースで62歳で死去。鋭くシャープな演奏が特徴で、テンポは時に応じて動かす。演奏会場では音量もあり、よく通る音だと思われる。レオンハルトの影響が感じられる。指は淀みなく動き、生き物のような印象。全ての細かい音まで際立っていて、曇りが全くない恐るべき技巧の持ち主である。どの曲もゆっくりしたテンポで丁寧に弾き込むが早いパッセージでは驚異的なスピードで音が立って並ぶ様は驚異的である。メジャー・レーベルへの録音はなかったがその実力は大変なものであった。亡くなって早25年が経過するが、近年ジャコッテ程の実力者は多くはない。
ジャコッテの在庫一覧へ