[MELODIYA] M.フィヒテンゴリツ(vn) E.リシツィナ(org) / バッハ:VnソナタB.1021, 1023, 1024, 1016~アダージョ, G線上のアリア~B.1068
商品コード: 1305-011
商品詳細:1980年代に入ってからの録音なので、MELODIYAと言えども音質的な問題は避けられない。しかし、Org伴奏によるこの曲の演奏は音質を超えた感動を運んでくれる。残響の多い録音だが、アンプの調整で聴けるようになる。'50年代から活躍した名Vnの珍盤。Vnの澄み切った透徹とした響きに時間の経過を忘れる。かなり個性的な演奏。録音はリガのシンボルであるリガ大聖堂。備え付けのオルガン(リガドームオルガン)を使っての録音。そのオルガンは世界で最も価値のある歴史的なオルガンの一つで1884年に EF Walcker&Co.によって建設された。リガドームのオルガンには、26のウインドチェストに配置された124のレジスタ、4つのマニュアル、1つのペダル、様々なサイズと素材の6718の柱がある。 オルガンポールは、松、モミ、カエデ、オーク、ブナ、洋ナシ、金属、錫、鉛合金など、様々な材質で作られている。 カーペットの寸法は異なり、最大のものは10 mだが、小さいものは13 mmの長さである。 オルガンには2つのランプ(バルコニー)の配置された2つのゲームテーブルがある。 一番上のバルコニーにある大きなゲームテーブルには、4つのマニュアルがあり、マニュアルの両側には、レジシャッターがある。1981年 - 1984年オランダの会社 "Flentrop-Orgelbouw bv Zaandam"が完全に楽器を再構築して修復し、2つのバルコニーにドームオルガンを元の位置に復元した。コーガン/リヒター盤が普遍的名演とすればこれは個性的な秀演といえる。聴く際にはコーガン/リヒター盤同様、これもややハイ上がりな音質なのでアンプでの調整が必要となる。アンプのトーンコントロールはその為に付いているのであって、レコードはフラットでかけてバランスが良くないからといって、それを不良品と断定するのは誤りである。バラツキを自宅用に補正する装置がアンプの重要な役割の一つである。国も時期も違う様々な録音に対応するための物である。
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