[COLUMBIA] D.オイストラフ(vn) P.フルニエ(vc) A.ガリエラ指揮フィルハーモニアo. / ブラームス:VnとVcのための二重協奏曲Op.102
商品コード: 1305-005
商品詳細:1956年ロンドン・キングズウェイ・ホールでのモノラル/ステレオ録音。英国では1957年33CX 1487/1959年SAX 2264で発売された。仏では当初FC 1048でモノのみ発売、後年モノラル2版:FC 25502とステレオ:SBOF 125502が発売された(3点とも10")。また、1961年頃には12"化された。COLUMBIAの人気ソリスト、オイストラフとフルニエの2人を組み合わせた録音。仏のジュベールジャケ入りは珍しい。この時代の柔らかなソロは、ステレオ期に入ると失われる。3人の魅力がよく出ており、上品な雰囲気が香る。指揮のアルチェオ・ガリエラ(1910-1996)は、イタリア・ミラノで生まれ、パルマ音楽院の教授だった父親から音楽の手ほどきを受けた後、生地の音楽院でピアノ、オルガンと作曲を学んだ。1932年から母校で教鞭を執っていたが、1941年に指揮者に転向し、ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団を指揮してデビューを飾り、ミラノ・スカラ座などでも活躍した。第二次世界大戦が勃発してからはスイスに亡命し、1945年にルツェルン音楽祭への出場を皮切りに演奏活動を再開した。彼の教えを受けた一人にシャルル・デュトワがいる。1957年にはフェニーチェ座の指揮者となり、1960年まで務めた。1964年にはストラスブール市立管弦楽団の首席指揮者となり、1972年までその任にあった。ブレシアにて死去。出来たばかりのフィルハーモニア管弦楽団を指揮して英COLUMBIAにはかなり多くの録音を残した。日本では「伴奏」指揮者のように思われているが、職人気質の地味なスタイルを持った指揮者。個性で目立つことは少ないが、どんな曲でも水準以上に仕上げ、指揮者の存在が消えるような不思議な上手さを持った指揮者であった。協奏曲では自然体でソリストを盛り立てる職人指揮者。オイストラフとフルニエの2人は伸び伸びとソロを展開。
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