[PHILIPS] C.ハスキル(pf) / シューマン:アベッグ変奏曲Op.1, 雑記帳Op.99-1~8

[ 1307-006 ] Robert Schumann - Clara Haskil – Abegg-Variationen F-Dur Op.1 / Bunte Blätter 1-8

通常価格:¥ 3,300 税込

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商品コード: 1307-006

作品名:シューマン:Pf作品集/アベッグ変奏曲Op.1 | 雑記帳(色とりどりの小品)Op.99~3つの小品Op.99-1~3/~5つのアルバムの綴りOp.99-4~8
演奏者:C.ハスキル(pf)
プレス国:オランダ, Holland
レーベル:PHILIPS
レコード番号:400 010 AE
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:7インチ, 17cm×1 (45 r.p.m)
評価/レコード:7 : 販売店シールの剥がれ跡あり
評価/ジャケット:A : ラミネート浮きあり
キズ情報:B面7時に無音軽スレあり
レーベルタイプ:【オランダでの7"のオリジナル】---アズキ/銀Minigroove□45, オリジナル・センター付き, 3時にMade in Holland(ラウンド銀文字), ナイフエッジ厚手, 表記されたレコード番号:400 010 AE, Price Code:なし, Rights Society:記載なし, (P)なし, スタンパー/マトリクス:6 AA 400 010 ▽1E=7 670 121/6 AA 400 010 ▽2E=10 670 121 (ラウンド中文字スタンパー・PHILIPSタイプ), PHILIPS規格・モノラル製造を示す6 AA***で始まりレコード番号を含む専用マトリクス使用, 補助マトリクス:なし, 再補助マトリクス:なし, 1950年代のスタンパーによる1955年頃の製造分, 旧番号存在せず, /12"存在するが1年後の発売, これより古い7"レーベル存在せず, 7"の最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在すると思われる, ステレオ存在せず, RIAAカーヴではない, PHILIPS音源のPHILIPS制作プレス, 工場:Philips Phonografische Industrie., 7"のオリジナル, original for 7"
ジャケット:【オランダでの7"のオリジナル】---表コートペラ, 2時にピンクベース〇EP, 5時に黒ベース□PHILIPS Minigroove□45, 表記されたジャケット番号:400 010 AE, Price Code:なし, 背文字:なし (初期の証拠), ジャケ裏年号:なし, (P)(C)なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在する番号:不明(年号記載ないが7"では当ジャケットである), 製作:N.V. Philips Phonografische Industrie, 印刷:記載なし・オランダ製., これより古い7"存在せず, 7"のオリジナル, original for 7"
トピックス:1952年4月モノラル録音, 録音場所不明, オランダでは1956年N.V. Philips Phonografische Industrie によりコピーライト登録・同年PHILIPS:A 00372 L(12"・アズキ/銀Minigroove内溝レーベル・フラット盤)で子供の情景Op.15/アベッグ変奏曲Op.1/森の情景Op.82/シューマン:雑記帳(色とりどりの小品)Op.99~3つの小品Op.99-1~3/~5つのアルバムの綴りOp.99-4~8入りで初リリース, 実は1年前の1955年アベッグ変奏曲+色とりどりの小品8曲が7"(45回転盤)の400 010 AE(当装丁)にて初リリースされた事が分かった, フランスでは1956年仏PHILIPS:A 00372 L(赤/銀Minigroove内溝カマボコレーベル・フラット盤・折返紙ペラジャケット入り)にて初リリース, 「色とりどりの小品」は1954年・A 00108 L(+シューベルトPfソナタ21番)でもリリースされていた, 子供の情景 /森の情景/アベッグ変奏曲を1952-5年に録音したがLP1枚には足りず既にリリースした色とりどりの小品を加えて1956年「ハスキルのシューマン」を1枚製作したのが12"のA 00372 Lである, 45回転盤(オリジナル・センター付き)は33回転LPとは音質が異なる・少なくともA 00372 Lより高音質と思われる, アベッグ変奏曲はこれが完全な初出となる, 色とりどりの小品の初出はA 00108 L(12")と思われる, 演奏:★★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細:ハスキルのようなデリケートな感性のピアノは、音と音の間に情報がつまっていて、再版でこの情報が欠落すると、干からびたつまらない音になってしまう。決して明快とは言えない彼女のピアノの魅力は初期プレスでしか味わえないのだ。言葉にならない言葉のように、ニュアンスが命のハスキルをこれなら完璧に味わえる。ハスキルのシューマンは子供の情景Op.15/森の情景Op.82/アベッグ変奏曲Op.1/色とりどりの小品Op.99-1~8の4曲入りの12":A 00372 Lが知られる。この12"はアベッグ変奏曲Op.1/色とりどりの小品についてはオリジナルではない。この2曲は1952年4月にモノラル録音され、「色とりどりの小品」は1954年・A 00108 L(+シューベルトPfソナタ21番・12")にて初リリースされ、それが初出となる。翌1955年PHILIPSでは「アベッグ変奏曲」+「色とりどりの小品」をカップリングした7"(45回転盤)を制作発売した。その後、子供の情景 :1955年5月/森の情景:1954年5月が録音され、1956年に12":A 00372 Lで発売する予定となったが2曲分足りないので、既に発売されていた「色とりどりの小品」と「アベッグ変奏曲」の2曲を追加してハスキルのシューマン・ピアノ作品集として4曲入り12"でリリースしたものが皆さんがよく知る12"である。従って「子供の情景」と「森の情景」の2曲はその12"・A 00372 Lが初出となるが、「アベッグ変奏曲」と「色とりどりの小品」はオリジナルではないという点を確認いただきたい。録音時期が異なる曲を出す場合、7"/10"/12"の3種が混在していた1950年代では、どうしてもこのような事が起こる。ここでの結論は当7"である400 010 AEは1955年発売で「アベッグ変奏曲」はオリジナル、「色とりどりの小品」は第2版となるという事である。ただし、1年違いの12"カットの「色とりどりの小品」と7"・45回転カットを比較すれば何方が音質が良いか実際に比較試聴しないとわからないという事である。回転数の早い7"盤が良い可能性は十分にあるが、単に回転数が早ければ良いとも100%言えない場合が出てくる。このあたりがアナログの悩ましいところで確実にいえることは1956年リリースの12"に入るケースより、先に出た12"または7"・45回転カットの方が良いことは100%断言できる。今度は曲数と発売の前後という問題に直面することとなる。いずれにしてもあらゆる点で「アナログは悩ましい」という結論に辿り着くこととなる。

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