[DECCA] W.ケンプ(pf) J.クリップス指揮ロンドンso. / シューマン:Pf協奏曲Op.54

[ 1308-051 ] Schumann - Wilhelm Kempff • Josef Krips ‎– Piano Concerto In A Minor

通常価格:¥ 2,200 税込

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商品コード: 1308-051

作品名:シューマン:Pf協奏曲Op.54/第1楽章・Allegro Affettuoso-- | -第2楽章・ Intermezzo. (Andantino Grazioso)--第3楽章・Allegro Vivace
演奏者:W.ケンプ(pf)J.クリップス指揮ロンドンso.
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:DECCA
レコード番号:LXT 2806
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7/6 : 軽度の難
評価/ジャケット:A
キズ情報:A面1時に小中5+極小3回出る点あり
レーベルタイプ:【英国での第2版】---金ツヤ外溝, 12時にMade in England(ラウンド金文字), 10時に破線〇 LONG PLAYNG 33 1/3 RPM, 2時にffrr耳マーク, フラット重量, Rights Society:記載なし, (P)なし, TAX Code:R/T(1955年10月~1957年6月を示す)・Nが最古, スタンパー/マトリクス:CA ARL 1596-2B/ARL 1597-2B (ラウンド大文字スタンパー・英DECCA旧タイプ), DECCA規格モノラル製造を示すARL***を含みレコード番号を含まない英国型専用マトリクス使用, マトリクスのBはRon Mason(ロン・メイソン)のカッティング担当を指す, 補助マトリクス(3時):CK/UM, 再補助マトリクス(9時):2/1, 1950年代のスタンパーによる1954年頃の製造分, 金内溝ツヤレーベルフラット盤存在する(1953年分), 10"存在するが1958年頃になる, 旧番号存在せず, これより古いレーベル存在する, 最古レーベル・最厚プレスではない, 更に古いマトリクス存在する, これより古い3時存在する, カッティング担当の前任者:なし, ステレオ存在せず, RIAAカーヴではない, 英DECCA音源の英DECCA制作プレス, 工場:Decca Record Co. Ltd., Pressing Plant, UK., 第2版, 2nd issue
ジャケット:【英国での第2版】---ラウンド折返両面コートペラ"aka scalloped" (ホタテ貝の意味), 7時に破線〇 LONG PLAYNG 33 1/3 RPM, 5時に2重〇ffss耳マーク・外周True High Fidelity, 表記されたジャケット番号:LXT 2806, Price Code:なし, 背文字:なし(初期の証拠), ジャケ裏年号:3.55, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:53(当ジャケットではない), (P)(C)なし, 製作:The Decca Record Company Limited. London, 印刷:記載なし・英国製, 折返紙ペラジャケットが存在する, これより古いジャケット存在する, 第2版と思われる, 2nd issue
トピックス:1953年3月26-27日ロンドン・キングズウェイホールでのモノラル録音, 録音詳細不明, 1953年The Decca Record Company Limited. Londonによりコピーライト登録・同年DECCA:LXT 2806(金内溝ツヤレーベル・フラット盤・折返紙ペラ裏53のジャケット入り)にて初リリース→1954年頃同一番号・金外溝ツヤレーベル・フラット盤・オリジナルジャケット入り→1956年頃同一番号・(当装丁・ラウンド折返両面コートペラジャケット・裏55~56)に変わる→1959年頃同一番号・銀中溝レーベル・グルーヴガード盤--, 1958年頃10"・ LW 5337もリリースされた・この場合10"は後になる, ドイツDECCA:LK 40207, ドイツの10":LW 50 099, フランスDECCA:LXT 2806(金外溝ツヤ), ケンプのDECCA録音はどれも素晴らしい!これは1954年頃製造の金外溝ツヤ盤が同じ頃製造の第2版ジャケットに入るケースで立派な初期盤である, 初年度分は盤質の点で問題が出てくる, このあたりの盤がバランスが良い!, 当盤でも驚くほどのモノラル・オーディオファイルLP, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:ケンプDECCA時代の名演。モノラル録音で、初出は1953年。シューマンの協奏曲は録音が多い為に名演も多いが、このケンプのモノラル録音も'50年代の名演の一つに入れて差し支えないと思う。DECCAらしい骨太のオケに、ケンプの優しげな表情のソロが乗る。太く、重く、ほのかに甘味がある優美な演奏。オケもシャープで、しっかりした重さがありながらも鈍さは感じられない。ピラミッド型のフォルムで安定した名演だ。ヴィルヘルム・ケンプ(1895 - 1991)はドイツ・ブランデンブルク州ユーターボークの生まれ(冷戦時は東側)。ベルリン音楽大学でロベルト・カーン(作曲)とカール・ハインリヒ・バルト(ピアノ)に師事。1920年よりSP録音を始める。1932年にはベルリンのプロイセン芸術協会の正会員となり、ドイツ楽壇の中心的役割を担うようになった。1930年代にはベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集録音の2人目の挑戦者となったが全集には至らなかった。1920年代から1940年代はDGGにSP録音を多数残している。その後途切れることなく1980年頃までDGGに録音を続けた。しかし1949年頃から1958年頃までDECCAに籍があり、録音を残している。しかし同時期にDGGにもモノラル録音があり、DECCA時代は完全にDGGとかぶっていたことになる。当時このような契約はかなり特別なものだったのではあるまいか?1958年のショパンの3枚を最後にDECCAを去った。それでも帰る場所があったことは良かっただろう。DGGのモノラル期も素晴らしいが、DECCA時代はそれにも増して遺産と呼ぶにふさわしい録音が残された。シューマンは1953年3月の協奏曲。1951年11月に「蝶々」Op.2より序奏、アラベスク ハ長調Op.18などを録音している。結局DECCA時代のシューマンはこの協奏曲が1枚と、ソロ2曲がリスト:ペトラルカのソネット47/104/123番とシューマン/リストのカップリングの独奏LPが1枚の合計2枚で全てである。そうなれば、一層この協奏曲は貴重といえる。バックはクリップス/ロンドンso。翌1954年6月にはフィストゥラーリ指揮でリストの協奏曲2曲を録音してる。リストはLXT 2572とLXT 2670で独唱曲を出していて、DECCAとしてはこのあたりのロマン派作品をケンプに任せた感が見える。ケンプのソロは豊かな音で鳴っており、DECCAの録音の良さと相まって、よくあるシューマンの協奏曲だが特別感を感じる内容である。シューマンの名演奏家はコルトー、ナット、リパッティなどフランスにも多いのだがドイツのピアニストではケンプこそがその代表だろう。フランス系よりロマンチック過ぎることはないのだが、深みのある音はいつ聴いても心に沁みるものがある。ケンプは1973年クーベリック/バイエルン放送so.とDGGに再録音したが、勿論この初回録音を超えることはない。1958年頃10"も発売された。

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