[ARION] A.M.ミランダ(s) C.イヴァルディ(pf) A.サン・クリヴィエ(mand) / モーツァルト:歌曲集(11曲), ドイツ語小カンタータK.619
商品コード: 1308-024
商品詳細:モーツァルトの歌曲集というのは、思った程録音がない。歌手の個性が強く出るため、モーツァルトを聴くというより、その歌手のレコードとなってしまう。このスペイン生まれの若手(当時)の歌曲集は、モーツァルトの曲を聴くLPとして適している。嫌味のない澄んだ軽い細身の声質。ドイツ人ではないのでかえって、仏語、独語どちらもニュートラルで曲がすんなり入ってくる。曲を聴きたい人には迷いなく推薦。音質・内容共に大推薦!第2版の黒レーベルから音が落ちる。アナ・マリア・ミランダ(1937-?)はパリ生まれで同じARIONに入れたモーツァルト:歌曲集で一世を風靡した澄んだ声のソプラノ。リーダー・カルテットでもソプラノを務める。アナ・マリア・ミランダの特徴はなんといっても独特の舌を使った歌唱法にある。スペイン語でよく用いられる「巻き舌」と呼ばれる歌唱方である。舌を震わせるところが随所に現れるので初めはスペイン系の歌手と勘違いしていた時期もある。ミランダはソロの他リーダー・クァルテットと呼ばれる声楽四重奏団としても多くの録音を残している。パリ古楽合奏団との共演も多く、オペラには参加しない、歌曲とバロック作品を専門とするソプラノ歌手である。中でも1969年にリリースされた当モーツァルト:歌曲集はミランダの代表作であり、その特徴ある「巻き舌」唱法で一度聴いたら忘れないLPとなるだろう。声質も澄んでいて軽く、好感を持つ方は多いだろう。非常に個性的なモーツァルト:歌曲集である!
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