商品コード:1310-057pb[DGG] レーヴェングートQt. / 弦楽四重奏曲/ドビュッシー, ラヴェル
商品コード: 1310-057pb
商品詳細:この曲では真っ先に浮かぶ録音。2/3度目CND→VOXもあるが最初のDGGがこの2曲の原点的録音。これは最初のモノ録音。後のステレオ録音に比べ一見穏やかな印象を受けるが、その実内省的な燃焼は激しいものがある。フランスのレーヴェングートQt.が当時ドイツ人の苦手とするフランス音楽の分野でこの曲をDGGに最初に入れた功績は大きい。やや暗めの渋さを効かせたドイツ人好みに仕上げたようだが名演の一つに変わりはない。名盤の一つとして親しまれている。レーヴェングート四重奏団は1929年パリで結成されたフランスの名門カルテット。創設メンバーは第1ヴァイオリン:アルフレッド・レーヴェングート、第2ヴァイオリン:モーリス・フューエリ、ヴィオラ:J.ジョージ→その後、ルイ・マルティーニ、チェロ:ピエール・バスー。SP期から録音がある。全員ニコロ・アマティのオールドヴァイオリンを使用する。リーダーのアルフレッド・レーヴェングートは1911年パリ生まれでカペーQt.のメンバーであったアンドレ・トゥーレに師事している。また作曲家のデュカスに指導を受けている。特にカペーQt.から受け継いだベートーヴェンとフランス近代作品には重きを置いた。1950年には米国デビューを果たし、米ALLEGROに初LPとなるモーツァルト:SQ14/16番を録音した。ドイツでも演奏旅行で好評を博し、DGGと契約を交わした。ハイドン、モーツァルト、ルーセル、プロコフィエフなどとこのラヴェル/ドビュッシーを録音した。ラヴェル/ドビュッシーは1959年ACCディスク大賞に輝いた。1958年、第2ヴァイオリンがジャック・ゴコフスキーに交代する。1960年代に入ると米VOXと契約を交わし、多くの録音を行い、ラヴェル/ドビュッシーの再録音も行っている。このラヴェル/ドビュッシーは彼等の最初の録音であり古典的名演といえる演奏である。あまり知られていないがラヴェルが1953年1曲入りの10"で、ドビュッシーが1954年12"(+ハイドン:ひばりOp.64-5)にて初リリースされ、1956年に2曲入り12"化された。ドビュッシーには10"は存在しない。したがってラヴェル/ドビュッシー12"は両曲にとってオリジナル番号ではない事をご承知いただきたい。但しラヴェル/ドビュッシー12"として1959年にACCディスク大賞を受賞したLPである。アナログとはこういうものであり、オリジナルを追及するという事は困難を極める道であるという点をよく留意されたい。ラヴェル/ドビュッシー12"は価値がないということは決してない。オリジナル発売ではないという事実だけである。プレスの種類は多く価格で調整している。
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