商品コード:1310-028[ETERNA] V.ノイマン指揮/ ブルックナー:交響曲1番(1865年リンツ版)
商品コード: 1310-028
商品詳細:コンヴィチュニーが1962年に亡くなった後、1964年からチェコのノイマンがゲヴァントハウスo.のカペル・マイスターに就任。これはその時期の録音。ETERNAの中でも特に珍しい1枚。1965年、技師C.シュトリューベンにより録音された。1966年モノラルが820 621で初リリース。ステレオは遅れて1974年の初リリースとなった。コンヴィチュニー/ウィーンのブルックナーのステレオ盤が発売されたため同じ黒い背景のデザインで統一したかったのだろう。SUPRAPHONとは全く発想の異なるETERNAの音作りに、いつものSUPRAPHON時代のノイマンの姿はない。ここでは、この歴史あるオケを悠然と鳴らし、敢えて力まずオケの力に任せたという感じ。軽やかだが豊かな黒盤サウンドが映える盛り上がりは、SXLとは違うETERNAのオーディオファイルとしての魅力が満載。ETERNAは1975年頃までに黒背景の統一デザインジャケットでステレオによるブルックナーの交響曲全集を作成しようと考えたが当時の東独には全曲録音が無く、8番はベイヌムのPHILIPS、9番はフルトヴェングラーのDGGから音源を調達して行った。結局、疑似ステレオなども混ぜた苦肉の全集となった。その後マズア/ゲヴァントハウスo.が初めてETERNAで単独指揮者による全曲ステレオ録音を完成させた。しかしあまり売れなかったらしく、1980年代にヨッフム指揮ドレスデンsk.がEMIとの共同制作で全曲ステレオ録音を完結させた。当時ヨッフムはEMI系と契約がありそのような形となった。その録音は非常に人気が高い。ヴァーツラフ・ノイマン( 1920 - 1995)はチェコのプラハ生まれ。指揮をヴァーツラフ・ターリヒに学んだ。1945年にスメタナ弦楽四重奏団のヴィオラ奏者として正式にデビューした。1948年にクーベリックが共産党支配体制に反発し祖国を離れるとチェコ・フィルの常任指揮者となった。1957年から1964年までベルリン・コーミッシェ・オーパーの首席指揮者、1964年にはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の音楽監督およびライプツィヒ市の音楽監督に就任した。1968年、プラハの春にソヴィエトが介入するとアンチェルはカナダに亡命、ノイマンはその後任としてチェコ・フィルの首席指揮者に就任し、祖国に戻った。その際、ソ連の介入に東ドイツが同調し東ドイツ軍を参加させたことに抗議して、ゲヴァントハウスo.のカペル・マイスターのポストを辞任している。従ってETERNAへの録音は1964-1968年の4年間しかない。これはETERNAで最初のステレオによるブルックナーの交響曲全集の一つである。1966年モノラルで初リリースされた後、1974年にステレオが黒背景の統一デザインジャケットで初リリースされた。
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