商品コード:1310-017[ANGEL] L.コーガン(vn) / Vn協奏曲/モーツァルト:3番, プロコフィエフ:2番
商品コード: 1310-017
商品詳細:モーツァルト3番がオットー・アッカーマン指揮フィルハーモニア管弦楽団、プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番がバージル・キャメロン指揮ロンドン交響楽団と、異なる指揮者/オケの録音だが、何方も1955年ロンドンでモノラル録音された。英国では当カップリングで1956年12月に33CX 1395で初リリース。米国では33CX のマスターを使ってANGEL:ANG 35344で1957年初リリースされた。フランスは別カップリング(モーツァルト:VnVn協奏曲3/5番)で、仏COLUMBIA:FCX 589で初リリース。このカップリングは英国/米国EMIとそのグループだけとなる。英国盤はこのジャケットとは異なる写真デザインで目を引くものではない。またフランスでもこのジャケット・デザインは使用されていない。ステレオは存在しない。コーガンも、そしてオケも燃えている演奏と言える。後年コーガンは少し大人しくなってしまうが、この頃は凄い情熱を発散していて、さらにあの美しい絹のような音を出している。良い時代だと思う。モーツァルトは2曲のみで名演の一つと確信する。ステレオ派が気の毒になる一枚! ここで登場した米国ANGELには欧州盤にはない特徴がある。それはジャケットデザインである。英国/フランス何方もさほどインパクトのあるものではない。しかし何故かANGELだけカッサンドル工房による秀逸で、これぞ「カッサンドル」と言いたくなるような素晴らしいデザインである。フランスのデザイナーであるカッサンドル工房は米国への依頼も受けていたようでフランスで使用されなかった素晴らしいデザインを米国側に提供していたケースはこれだけではない。ジャケットを気に入って買ってしまうことを「ジャケ買い」などと言うようだが、これぞ「ジャケ買い」に値するジャケットではないだろうか?因みにブラームス:Vn協奏曲でも米国発売のANG 35412にも同じデザインが使用されていた。勿論欧州では全く出ていないANGELだけが保有しているデザインである。尚ジャケット製造はパテ社でお馴染みのMercure Editeur. Parisの記載あり。7時方向にAtelier Cassandreの印刷が入る。ジャケット裏にはパリでLipnitzkiが撮った写真であることが記載されている。音質は米国盤よりフランス/英国盤が勝ることは事実だが、ANGEL盤がひどいという事はなく、あくまで比較すればそうなるということ。このプレスでも十分愉しんでいただける。もし余裕があるなら盤は英国でジャケットは米国という2種持ちは究極の贅沢と言えるだろう。カッサンドル工房デザインなのにフランスでは使えなかった価値あるジャケット!「ジャケ買い」にふさわしいデザイン。コーガンのモーツァルト/プロコフィエフ録音はやはり無視できない名演だろう。因みに33CX 1395は当社未入荷で市場価格は税抜き60.000円を超える高額LP!
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