商品コード:1316-062[ASTRÉE] J.サヴァール(7弦 Gamb) / ドゥマシー:ヴィオール曲集/組曲1, 3, 4番
商品コード: 1316-062
商品詳細:作曲家ドゥマシー(ドマシー1655-1700)はフランスのヴィオール音楽の作曲家として今日に至るまで知られている。彼は少なくとも1692年からパリに住みヴィオラ・ダ・ガンバの作品を生み出した最初期の作曲家。ソロガンバのための8つのポリフォニックな組曲が現存している。歴史的に見て価値の高い技術的な作品らしい。バッハが生まれる30年前にヴィオール楽器のための無伴奏曲がこれほど大量にフランスで書かれていたことは日本の音楽学者にとっては驚きの事実だろう。Astréeレーベルはこれらの、存在するが忘れ去られたバロック時代、又はそれ以前の名曲を掘り起こし、高音質で録音・制作するレーベルで、フランスレーベルのValoisの研究ワークショップの為に発足したレーベルである。1950年代DGGがバロック専門のレーベルARCHIVを作った構造に似ている。時折同じ音源が両レーベルから出ているのはその為である。Astréeレーベルで最も活躍するヴィオール奏者は言わずと知れたジョルディ・サヴァール(1941-)である。スペイン、カタルーニャ地方の生まれ。バーゼル・スコラ・カントルムでヴィオラ・ダ・ガンバを学ぶ。ルネサンスやバロックなどの作品を得意とするが、近年19世紀の音楽も演奏している。アラン・コルノー監督の「めぐり逢う朝」(1991)の音楽を担当し、サウンドトラックが高い評価を受けたことでも知られる。古楽集団エスペリオンXX、ラ・カペイラ・レイアル、コンセール・デ・ナシオンは彼が中心となるグループである。ここでは17世紀の7弦ヴィオラ・ダ・ガンバを用いて、ドゥ・マシーの古い組曲をソロ演奏。フランス・ヴィオール音楽の黎明期を明らかにしてくれる。Astréeレーベルが無ければ知ることさえなかったフレンチバロックの一部を知ることとなる。これは珍しいヴィオラ・ダ・ガンバ(7弦楽器)によるソロ録音。
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