商品コード:1316-044pb[COLUMBIA] I.マルケヴィチ指揮/ ワルツ集/モーツァルト, サン・サーンス, リスト 他全8曲
商品コード: 1316-044pb
商品詳細:マルケヴィチのモノラル録音。大変珍しいワルツ集。ワルツと名が付くが、それに準じた作品を8曲収録。英国録音のようだ。モーツァルトからも1曲、K.605ドイツ舞曲が収録されている。国際派指揮者マルケヴィチは、1912年生まれのベテラン。COLUMBIA、HMV、DGG、PHILIPSと大手レーベルに録音が多い。これは、彼の中でも最初の録音。モノラルらしい分厚い音の歯切れの良いオケだ。上品だが、骨太のしっかりした演奏。きっと満足いただける一枚。マルケヴィチのフィルハーモニアo.時代の初期録音。イーゴリ・マルケヴィチ( 1912- 1983)はウクライナのキエフ(キーウ)生まれだがフランスに帰化した指揮者。バレエ・リュスの主宰、セルゲイ・ディアギレフとの出会いが重要な点であり、彼の運命を決めた事実である。ロシア・バレエ団からの委嘱作品によって衝撃的なデビューを果たし、1950年代初頭よりLP録音に活躍した。時期的には英国EMI、フランス・パテ、DGG、PHILIPS、PHILIPS以降の5期に大きく分けられる。勿論英国EMI以前にも録音はあるが僅かである。それぞれのレーベルでメインに近い指揮者としてそれぞれ多数の録音を行った。EMIでは1949年フィルハーモニアo.と初録音してからEMIと契約して1953年にはロンドンに転居したが僅か6曲程度の録音で1954年には早々とHMVとの契約を終了。1954年後期からフランス・パテ・マルコーニと契約し、ストラヴィンスキー2曲をVSMに録音。その後、次々とフランス国立放送o.と録音を行っていった。パテ・マルコーニとは相性が良かったようである。一度は契約を解消したフィルハーモニアo.と何故再び1960年頃共演を行ったのか定かではないが、確かに英国でのフィルハーモニアo.との録音である。カラヤンなども盛んに取り組んだ選曲だが、マルケヴィチの演奏は何所にも力みがなく自然な仕上がり。それでいて上質なものを感じる。フィルハーモニアo.との録音は1954年が最後であり、以降はニ度と録音していない。完全主義のマルケヴィチはどのオケからも最終的には離反される運命のようであった。フィルハーモニアo.との最終期の録音を心して愉しんでいただきたい。マルケヴィチについては当社ホームページのお役立ち機能→巨匠について→『イーゴリ・マルケヴィチ』の詳しい解説をご参照ください。
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