商品コード:1316-036n[MELODIYA] R.ケレル(pf)/ ベートーヴェン:Pf協奏曲5番「皇帝」

[ 1316-036n ] Beethoven - Rudolf Kerer, Moscow Philharmonic Orchestra – Concerto Nr. 5 Opus 73, "Emperor"


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商品コード: 1316-036n

作品名:ベートーヴェン:Pf協奏曲5番Op.73「皇帝」/--1Allegro-- | -- 2.AdagioUn Poco Mosso-- 3.Rondo - Allegro Ma Non Troppo
演奏者:R.ケレル(pf)K.コンドラシン指揮モスクワpo.
プレス国:旧ソ連, Soviet Union
レーベル:MELODIYA
レコード番号:Д 011883
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:B : 傷みあり・現状渡し
キズ情報:A面12時に微か~極小10回出るスレと無音軽凸あり→7
レーベルタイプ:【旧ソ連でのオリジナル世代】---ピンク/黒松明大レーベル(後期プレ・メロディア),センターホール上にДолгоиграющая 33 1/3 об.в mин,フラット重量(MELODIYAに垂直に切れたフラットはない),ГОСТ 5289-61,TУ-なし,Repertoire group:Вторая гр,Price Code:1-00,Год выпуска(発行年):なし,スタンパー/マトリクス:33Д 011883 2-1/33Д 011884 2-3 (ラウンド小文字スタンパー・MELODIYAタイプ),露語表記・国内仕様,1960年代のスタンパーによる1963年頃製造分,後期プレ・メロディアレーベルの最初期分,これより古い世代のプレ・メロディアレーベル存在せず,最古レーベル・最厚プレスである,ステレオ存在する,RIAAカーヴであるか不明,MELODIYA音源のMELODIYA制作プレス,モスクワ・アプレレフカ「Aprelevsky」アプリラフスキー工場製作,オリジナル世代,original generation
ジャケット:【旧ソ連でのオリジナル世代】---上開左右折返カラーペーパー裏穴(モスクワ・アプレレフカ),表記されたジャケット番号:なし,Price Code:なし,背文字:なし,露語表記の国内仕様,ジャケット裏年号:Apt.なし Зак.なし,(C)なし,製作/印刷:Апрелевский Завод Грампластинок,旧ソ連でのオリジナル世代,original generation
トピックス:1963年またはそれ以前のモスクワでのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, 1963年MELODIYAからモノラル:Д 011883(後期プレ・メロディアレーベルの当装丁世代)にて初リリース, 同年ステレオ:S 0683(プレ・ステレオレーベル世代)にて初リリース, これはモノラルのオリジナル世代!

商品詳細:ルドルフ・ケレールは、1923年グルジア・トビリシの生まれ。フリエール門下生の最古参でイグムノフ一派である。LPで19枚もの数を出したピアニストは多くない。この人は戦争で大切な時期を無駄にされた悲運のピアニスト。実力はLPの数が物語る。ショパンの前奏曲集などが有名。協奏曲も多い。しかし人気の点で比例しないのは何故だろう。宣伝なのでは?人気とは所詮その程度なのだろう。グルジアで1、2位を争う大物に間違いはない。スケールと繊細さを兼ね備えた逸材。ケレールはMELODIYAに19点ものLP録音を残した重要なピアニストである。共産主義体制だったソ連時代は録音の数で当局からどのように扱われていたかがわかる。ケレールは当局にとって重鎮クラスのピアニストだった。協奏曲録音が多いこともその証明になる。1973年に一度来日している。大部屋で知られるフリエールの教室では最も年長で、フリエールは1912年生まれなので11歳しか年が離れていない。その次が1928年生まれのダヴィトヴィチだった。つまりケレールはフリエールの一番弟子であり側近だったといえる。モスクワで開かれる1961年のソヴィエト・ピアノ・コンクールで優勝してロシア国内では名声を博した。佐藤氏の著書によればモスクワ音楽院ではいかにベートーヴェンを攻略するかが最大のテーマだったらしい。ケレールもモスクワ音楽院教授となリ、その答えを録音という形で示したのだろう。教授らしく新人の若手のようなエキセントリックな解釈はしない。正当的に模範的な演奏ではある。しかしどこをとってもそこにはロシアピアニズムの精神が流れていて西側の大物ピアニストとは異なる腕前を披露している。ベートーヴェンを得意としたケレールのショパンは流石に余裕が感じられる。流れるような表現で若いピアニストとは明らかに異なる重鎮的なスタイル。端折ったような一筆書き的な演奏が板についている。ケレールはショパンなどのソロ録音が多いがこれはコンドラシンとの協奏曲。「皇帝」という大作に抜擢されたピアニストは多くなく、それだけで当局から寄せられた信頼の大きさが解かる。ギレリスなどと異なり、しなやかで柔らかく優しい「皇帝」という印象! ケレールの父親は、第2次大戦が始まった年の1939年「公共の敵」ということで逮捕され、中央アジア・タシケント近郊の村に強制移住させられたらしい。ルドルフ・ケレールもまた国家に翻弄された音楽家であった。ステレオも存在するが未入荷!

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