商品コード:1316-008[CASSIOPÉE] L.ブレ(cemb) / バッハ:フランス組曲(全6曲)
商品コード: 1316-008
商品詳細:CASSIOPÉEは意外にもバッハ録音を積極的に行っていた。パルティータ全集はハイドシェック自身がピアノで録音したが、それ以外はピアノではなく、チェンバロによる演奏でハイドシェックではなく、彼が発掘してきた人選に任せたようである。ゴルトベルク変奏曲はA.v.デ・ヴィール(cemb)が担当。そしてフランス組曲はこのロランス・ブレが担当した。チェンバロ奏者ロランス・ブレ( 1925-2007)はフランス中北部ブローニュ・ビヤンクール生まれの女性奏者。1948 年から 1953 年までパリ音楽院で モーリス・デュリュフレ、マルセル・ボーフィス、ロラン=マヌエル、ノルベール・デュフルク、シモーヌ・プレ=コサードらに師事し一等賞で卒業している。1956年から彼女は地方のブローニュ・ビヤンクール音楽院で5年間教え、その後CNRSに出向して音楽学の論文を作成した。1968年、彼女はパリ国立高等音楽院で通奏低音のクラスを創設し、 1990 年までそこで教師を務めた。彼女はトゥールーズの地域的な影響力を持って同音楽院での教師としてのキャリアを終了した。当時の数多くの未発表・無名の楽譜を模写し、先駆的な活動を通じてマリン・マレの作品を現代に蘇らせた功労者である。ルイ・クープラン、ダングルベール、フランソワ・クープラン、ラモーを得意とし、広く広める事に貢献している。彼女は、1994年に創設者ベマール・ワールが亡くなるまで、ヴェルサイユ室内管弦楽団のチェンバロ奏者でもあった。ブレの演奏は所謂アカデミズム系ではない。鑑賞に堪える音楽的な悦びを湛えたスタイルで、ハイドシェックが発掘しただけあって、優美であると共に楽しめる演奏である。
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