商品コード:1316-007[Harmonia Mundi] S.クイケン(vn) / バッハ:無伴奏Vnソナタとパルティータ(全6曲)

[ 1316-007 ] Bach, Sigiswald Kuijken – Sonates et Partitas Pour Violon Seul BWV 1001-1006



通常価格:¥ 30,800 税込

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商品コード: 1316-007

作品名:バッハ:無伴奏Vnソナタとパルティータ(全6曲)/無伴奏Vnのためのソナタ第1番ト短調 B.1001,無伴奏Vnのためのパルティータ第1番ロ短調 B.1002 | 無伴奏Vnのためのソナタ第2番イ短調 B.1003,無伴奏Vnのためのパルティータ第2番ニ短調 B.1004 | 無伴奏Vnのためのソナタ第3番ハ長調 B.1005,無伴奏Vnのためのパルティータ第3番ホ長調 B.1006
演奏者:S.クイケン(vn)
プレス国:ドイツ, Germany
レーベル:Harmonia Mundi
レコード番号:1C 157-1999603
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×3, 箱入り3枚組, 3 single records in box
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【ドイツでのオリジナル】---金/黒,10時に□deutsche harmonia mundi,1時にLC 0761 DMM,6時にMade in ○○ST33 Germany,グルーヴガード厚,表記されたレコード番号:1C 157-1999601/1C 157-1999602/1C 157-1999603,Rights Society:記載なし,(P)1983,Price Code:なし,スタンパー/マトリクス:1999601-A2-D/1999601-B2-D---以降省略 (手書き文字スタンパー・ELECTROLAタイプ),ELECTROLA製造を示すレコード番号の数字桁で始まる専用マトリクス使用,補助マトリクス:なし,再補助マトリクス:なし,1980年代のスタンパーを用いた1983年頃の製造分,クリームレーベル存在せず,これより古いレーベル存在せず,ドイツでの最古レーベル・最厚プレスである,更に古いマトリクス存在せず,カッティング担当:不明,モノラル存在せず,RIAAカーヴである,Harmonia Mundi音源のELECTROLA制作プレス,工場:Electrola Gesellschaft m.b.H studios and pressing plant in Cologne,ドイツでのオリジナル,original in De.
ジャケット:【ドイツでのオリジナル】---全面黒厚コート紙表コート箱,10時に灰ベース□deutsche harmonia mundi 枠外にDMM,リブレット欠,表記されたジャケット番号:1C 157-1999603,Price Code:なし,背文字:あり(白色・黒背景),ジャケ裏年号:なし,(P)1983(C)なし,当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが当ジャケットである),製作:deutsche harmonia mundi,印刷:4P nicolaus GmbH.Koln Johannes Alt GmbH. Frankfurt,ドイツでこれより古いジャケット存在せず,ドイツでのオリジナル,original in De.
トピックス:1981年11月14-20日・1981年12月 11-17日イタリア・フィレンツェ・アルティミーノのメディチ家の邸宅 「メディチ荘・ラ・フェルディナンダ」( Artimino, Villa dei Medici)にてステレオ録音, 録音技師:Monika Werner /Paul Dery/Thomas Gallia, プロデューサー:Klaus L. Neumann, 1983年Harmonia Mundi Franceによりコピーライト登録・同年仏Harmonia Mundi:DHL 20401-3(当装丁)にて初リリース, ドイツ側では1983年独Harmonia Mundi:1C 157-1999603(当装丁)にてElectrolaプレスにて初リリース, 仏盤のレーベルがdeutsche harmonia mundiとなっているのは録音技師の内2人がドイツHarmonia Mundiの技師であった為と思われる(Paul Dery/Thomas GalliaはSonart, Milano所属でドイツ側の技師), 使用楽器:Giovanni Grancino, Milano c.1700; Bow by Anon. 1st part of the 18th cent., クイケンは1999~2000年にCDで再録音している, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:ありそうで最近ではなかなか入荷しなくなったクイケンの無伴奏。1700年代イタリア製Giovanni Grancinoという楽器を使って'81年に録音された。初の古楽器による録音、'73年頃ルカのノンサッチ盤から数えると、クイケンの演奏で一つの完成の域に達したと見て間違いない。この録音がなぜ傑作と呼ばれるかは、一つのスタイルの完結に他ならない。この後録音された同様のスタイルのものが色褪せて見える程の完成度。仏オリジナル。バロック・ヴァイオリニスト、シギスヴァルト・クイケン(1944-)はベルギーのブリュッセル近郊に生まれ、有名なクイケン兄弟の次男として生まれた。長男はヴィーラント・クイケンでVチェロ奏者、三男の末弟バルトルド・クイケンはフルート奏者として、それぞれ活躍する音楽一家である。ラ・プティット・バンドのメンバーでもある シギスヴァルトが1981年に完全なバロック時代の古楽器を使って完全なピリオド奏法によるバッハ:無伴奏Vnソナタとパルティータ全6曲をイタリアのメディチ家の邸宅で録音したのが当箱である。楽器はバロック・ヴァイオリン:ジョヴァンニ・グランチーノ、1700年頃ミラノ製。この録音は演奏はバロックヴァイオリンによる初の全曲盤であった。ビブラートのない何とも骨格のみというような演奏なので、説明が無くとも誰が聴いてもこれまでのモダン奏法とは全く違う音楽であることがわかる。一言で言うなら全く飾りをそぎ落としたシンプルな演奏であり、素という言葉がピッタリくる演奏である。今日、ピリオド奏法が当たり間のようになったが、アーノンクールの無伴奏チェロ組曲と同様にこの録音が潮流のきっかけとなったことは事実だろう。弓にもこだわり、18世紀の物をコピーした物を使用しているらしい。ピリオド楽器かモダン楽器かは好みの問題であるが、ピリオド楽器演奏ではこの録音がスタンダードとしてこれからも語られることは間違いないだろう。バロックのヴァイオリンにモダンの弓を使ったり、モダンのヴァイオリンにバロックの弦を張ったりした折衷的な演奏は過去にもあったが、完全な形での録音はこれが初なのである。これだけシンプルな演奏だと、お刺身のように素材が明らかに丸裸にされてしまう。余程腕に自信がないとできないスタイルと言える。シギスヴァルト・クイケンはまず音が非常に綺麗である。帯域によるムラがなく、テヌート(伸ばす音)では自然な揺らぎを補正せず楽器に任せて出す。その為こういう所で機械ではなく人間が弾いた情感が感じられる。シンプルだが味わいも感じられる優れた演奏といえる。完全なピリオド演奏として永遠の価値を持つ録音と信じる。尚ドイツ盤はDMM処理されたマスターでプレスされたのに対しフランス盤はDMM処理されていないようである。

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