商品詳細：いまやヴィヴァルディの代名詞ともいえる「四季」だが、生前こそその人気は保証されていたものの、19～20世紀になるまで殆ど忘れ去られていた。これらは「和声と創意の試み」という題の曲集の1～4曲に相当する。全12曲からなり、「春」～「冬」の他にも、「海の嵐」「狩」などの題が付いた作品が複数あり、「四季」の通称はヴィヴァルディ自身によるものではない。四季の4曲にはそれぞれソネット(作者不詳)が掲げられていて、それらの内容を音楽の中で描写する、というまさに曲の題通りの高い創作意欲が窺える作品。四季はイ・ムジチ合奏団が'55年に初めて行った録音が有名だが、イタリア・ヴェネツィアを本拠地とするイ・ソリスティ・ヴェネティ('59年にシモーネが設立)も、ヴィヴァルディやアルビノーニの全曲録音の他、マイナーな作曲家を積極的に取り上げ、古楽・バロック音楽に精通する楽団。四季以外の作品に馴染みがない方も、安心してお楽しみいただければと思う。(KT)

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