商品詳細：まるで骨董品や洋古書のような、重厚な布箱、厚手のコットン紙に刷られた解説集を丁寧に添えて同封された2枚のレコード。こちらは15～16世紀、いわゆるルネサンス期の音楽を、フランス、イタリア、イギリスの各国ごとに巡ろうというもの。そこには長い長い物語がある訳だが、中世後期、イタリアではメロディがより印象を強め、フランスではその発音をもとにリズムが発展、イギリスではそれまで無かった3・6度のハーモニーが生み出された。15世紀以降、これらの3要素が出会い、相互に影響し合うようになったことで、西洋音楽はかつてない発展を遂げていくことになる。この箱を手に取る時、音楽が初めて芸術としての意味を問い始め、より美しく、心地よいものへと様々な工夫がこらされてきた、その数多くの劇的な瞬間に立ち会う事が出来る。その発見はきっと、あなたにとっての音楽の楽しみをいっそう豊かにしてくれることだろう。(KT)

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