商品コード:1328-027pb[VSM] G.カンテッリ指揮/ シューベルト:交響曲8番「未完成」, メンデルスゾーン:交響曲4番「イタリア」
商品コード: 1328-027pb
商品詳細:'50年代モノ録音。カンテッリは、トスカニーニと同じイタリア人指揮者として、HMV社に早くから迎えられた実力派の指揮者で、HMVの当初から録音がある。殆どがモノラル録音で、僅かに1~2点ASDがある程度。このシューベルト、メンデルスゾーンも英国録音のフランス発売。さすがにフランスらしいシンプルな文字だけのジャケット(カッサンドル?)に入るとお洒落な感じだが、演奏は熱気溢れるラテン系の乗りの良さ。ぶ厚いオケの響きにモノラルの良さを再確認。グィード・カンテッリ(1920- 1956)はイタリア・ミラノ近郊の町ノヴァーラのイタリア軍軍楽隊長の息子として生まれる。ミラノ音楽院に進学し、指揮と作曲を学んだ。大戦中は従軍したが生還した。指揮界の当時の長老アルトゥーロ・トスカニーニの後継者と目されていた。1950年9月には、英HMV最初のLPレコードの演奏家として選ばれ、チャイコフスキーの交響曲第5番を録音した(ALP 1001)。この頃からNBC交響楽団の他にアメリカではニューヨーク・フィルハーモニックやボストン交響楽団、イギリスではフィルハーモニア管弦楽団に頻繁に客演するようになった。LPスタート直後からHMVの看板指揮者として多くの録音を行い将来を嘱望されていた。しかし1956年11月24日パリのオルリー空港からニューヨーク・フィルに客演するカンテッリも乗ったニューヨーク行きの航空機(アリタリア航空のDC-6)が離陸に失敗し帰らぬ人となった。トスカニーニは生前、カンテッリの指揮ぶりを評して「彼は私の若い頃に似ている」と述べている。極僅かに残されたステレオLP(ベートーヴェン7番)などは大変な価格となっている。リッカルド・ムーティはグィード・カンテッリ国際指揮者コンクールの優勝者である。これは決して多くないカンテッリの録音の中でも1955年の代表作である。フィルハーモニア管弦楽団を軽快に鳴らし込む腕前は素晴らしい!
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