商品コード:1335-056[ASTRÉE] S.プレストン(fl) J.サヴァール(ガンバ)/ ミシェル・ドゥ・ラ・バール:組曲2番ト長調・第1巻 他
商品コード: 1335-056
商品詳細:ミシェル・ドゥ・ラ・バール(1675-1745)はフランスの作曲家であり、ソロフルート音楽を初めて出版した人物として知られる有名なフルート奏者。彼はアカデミー・ロワイヤル・ド・ムジーク、ミュゼットとオートボア・ド・ポワトゥー、ルイ14世とルイ15 世の宮廷で演奏した。これら組曲はこの時代の典型的なスタイルだがバールの曲には必ずフルート(横笛)が登場することが特徴的である。時代的には縦笛であるフルート・ア・ベック(ブロック・フレーテ)が全盛であったがバール自身が考案した木製の横笛をいち早く取り入れた歴史的にも重要な作品である。我々が知っている少しかすれた金属音がする金属性の横笛の音とは相当にかけ離れた木の音がする笛である。縦笛のようなこぶしが効かない変わりに息の長い持続音を得意とする。音も非常に太く低い音が出せる。フランス初期バロック作品には殆ど登場しない音色なので最初はびっくりするがこれが初期フルートの音であり、フルートを木管楽器に分類する意味が実感いただける。ミシェル・ドゥ・ラ・バールの作品でしか聴くことのできない稀な音楽。古楽器ファンには正直お宝級のLPだろう。日本でも人気のチェンバロ奏者ブランディーヌ・ヴェルレ、ヴィオールのサヴァールも参加。珍しいのはリュートに似たテオルボという楽器でホプキンソン・スミスが参加。計4人で奏でるバールの組曲は今まで聴いたことのない音の世界を教えてくれる。
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