商品コード:1335-038[HMV] R.クーベリック指揮/ チャイコフスキー:交響曲4番

[ 1335-038 ] Tchaikovsky, Rafael Kubelik, Chicago Symphony Orchestra – Symphony No. 4


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商品コード: 1335-038

作品名:チャイコフスキー:交響曲4番Op.36/--Andante Sostenuto - Moderato Con Anima-- | --Andantino In Modo Di Canzona--Scherzo (Pizzicato Ostinato)--Finale (Allegro Con Fuoco)
演奏者:R.クーベリック指揮シカゴso.
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:His Masters Voice
レコード番号:ALP 1083
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A : 一部ラミネートの剥がれあり・補修済み
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国での第2版/RIAAカーヴの最初】---金大ニッパー段付, 6時にAngel マーク 下にMade in Gt Britain(外周ラウンド金色文字), 9時にSpeed 33 1/3 R.P.M, グルーヴガード厚手, Rights Society:なし, Ⓟなし, TAX Code:なし, スタンパー/マトリクス:2XAV 54-2N/2XAV 55-1N (ストレート小文字スタンパー・EMIタイプ), 米国録音モノラル製造を示す2XAV***で始まりレコード番号を含まない米国型英国専用マトリクス使用, カッティング担当:不明, 補助マトリクス(3時):P/T, 再補助マトリクス(9時):1/12, 1950年代のスタンパーによる1957年頃の製造分, 金大ニッパー中溝レーベル・フラット重量盤存在する(1953年分), 旧番号存在せず, 英国でこれより古いレーベル存在する, 英国で最古レーベル・最厚プレスではない, 更に古いマトリクス存在せず(2N/1Nが最古), これより古い3時存在する, カッティング担当の前任者:なし, ステレオ存在せず, RIAAカーヴである(フラット盤はそうではない), 米ercury音源のHis Master's Voice制作EMIプレス, 工場:"The Old Vinyl Factory" Hayes・Middlesex・England, 英国での第2版/RIAAカーヴの最初, 2nd issue in UK.
ジャケット:【英国でのオリジナル】---ラウンド折返両面コートペラ"aka scalloped" (ホタテ貝の意味), 表記されたジャケット番号:ALP 1083, Price Code:なし, 背文字:なし, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが英国では当ジャケットである), 製作:The Gramophone Co. Ltd., 印刷:記載なし・英国製, コロネーションジャケットは存在せず, 英国でこれより古いジャケット存在せず, 英国でのオリジナル, original in U.K.
トピックス:【入荷2度目の希少タイトル!】---1951年11月米国シカゴ・オーケストラホールでのモノラル録音, 録音技師:Robert Fine, プロデューサー:Cozart Fine, 編集/カッティングマスター:George Piros, 米国では1952年Mercury Record Corporationによりコピーライト登録・同年MERCURY:MG 50003にて初リリース, 英国では1953年His Master's Voice:ALP 1083(金大ニッパー中溝レーベル・フラット重量盤・当ジャッケット入り)にて初リリース→1957年頃同一番号・金大ニッパー段付レーベル・グルーヴガード厚手盤・オリジナル・ジャケット入り(当盤)に変更される, フランスでは1954年にVSM:FALP 336にて初リリース, クーベリックは1960年1月18/19日ウィーンpo.と再録音を行った(同月に後期3曲録音している), Mercury音源の為非常に良い音質!演奏も良く大推薦!, 当社入荷2度目の希少タイトル!演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:シカゴso.を振るので、米Mercury録音の英国盤である。少なくとも、米国オリジナルよりは断然良いだろう。なかなかスピード感のある動きの豊かな演奏だ。かなり古い録音('50年代もかなり初め頃)と思われる。しかし、そんな古い頃、クーベリックがアメリカのオケを振っていたとは知らなかった。出身からして、かなりボヘミアンな人のようだ。'60年代後半からDGGに移り独自のスタイルを築いたが、この頃は個性というより、安定しているがダイナミクスのある指揮。意外な録音として面白い。ラファエル・クーベリック( 1914-1996)はチェコ出身で、ドイツを中心に国際的に活躍した指揮者。ハンガリー生まれではないが、母はハンガリーの伯爵の夫人であったマリアンナ・ツァーキー=セルである。プラハ音楽院を卒業後、1936年にチェコ・フィルの常任指揮者、1939年にブルノの国立歌劇場 (Národní divadlo Brno) の音楽監督に就任。そして1942年、ヴァーツラフ・ターリヒがナチス政権に反抗して解任された後を受け、チェコ・フィルの首席指揮者に就任。チェコの共産化に反対したクーベリックは、同年のエディンバラ音楽祭へ参加するために渡英、そのままイギリスへと亡命した。1950年から1953年までシカゴ交響楽団の音楽監督を務める。その後1955年から58年までコヴェント・ガーデン王立歌劇場の音楽監督を務める。その時期にHMVに数点の録音を残している。この録音はそれ以前のシカゴ時代のものである。その後は1954年からDECCAに移籍しブラームス全曲など、かなりの録音を残している。DECCAでは新世界交響曲等の名演を残し、1960年頃またEMI系に戻っている。1963年頃にDGGに移籍し1996年に亡くなった。クーベリックといえばドヴォルザーク等のスラヴ系作品で名を馳せたが、シカゴ時代はチャイコフスキーを数曲録音している。米国のマーケットで求められたのだろう。Mercury音源が幸いしてか1951年という年代の割りにはすこぶる音質が良い。Mercuryはモノラル期から特別録音が良いレーベルである。翌1952年4月には6番「悲愴」も録音している。1960年にはウィーンpo.とEMIに再録音しているが、確かに音響的に優れた演奏だったが、野性味は全くない。野性味とまでは言わないがこの初回録音には前のめりの情熱が感じられる。シカゴso.に振幅の大きな激しい音を出させ、パッションさえ感じるメラメラと燃える暗い炎を吐く覇気のある演奏ではないだろうか?意外な曲や意外な時代が良い、変わった指揮者と言っては失礼なクーベリック。特にDGG時代に量産したメジャー作品の評価はいまひとつのようだが、知られていないシカゴ交響楽団を振った若い時代は別人の顔があった。英国盤で聴くというところがミソとなる。

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