商品コード:1335-031[HMV] A.トスカニーニ指揮/ ブラームス:交響曲4番

[ 1335-031 ] Brahms, Arturo Toscanini Conducting The N.B.C. Symphony Orchestra ‎– Symphony No. 4 In E Minor



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商品コード: 1335-031

作品名:ブラームス:交響曲4番Op.98/1.Allegro Non Troppo--2. Andante Moderato-- | --3. Allegro Giocoso--4. Allegro Energico E Passionato
演奏者:A.トスカニーニ指揮NBCso.
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:His Masters Voice
レコード番号:ALP 1029
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7 : ALPのフラット盤が盤質7という事だけで貴重・盤質7/6や6または5が普通である
評価/ジャケット:A
キズ情報:A面9時に無音ヘアラインあり
レーベルタイプ:【英国でのオリジナル】---金大ニッパー中溝, 6時にAngelマーク 下にMade in Gt Britain(外周ラウンド金色文字), 3時にNon -Breakable, フラット重量(ALPに90度に切れたフラットは存在しない), Rights Society:BIEM, Ⓟなし, TAX Code:なし, スタンパー/マトリクス:2XAV 122-9N/2XAV 123-8N (ラウンド小文字スタンパー・RCA/EMIタイプ), EMIグループ・米国RCA録音モノラル製造を示す2XAV***で始まりレコード番号を含まない米国型英国専用マトリクス使用, カッティング担当:不明, 補助マトリクス(3時):G/G, 再補助マトリクス(9時):1/1, 1950年代のスタンパーによる1953年頃の製造分, 金大ニッパー中溝レーベル・フラット重量盤の最初期分, 旧番号存在せず, 英国でこれより古いレーベル存在せず, 英国で最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在するか不明, これより古い3時存在する, カッティング担当の前任者:なし, ステレオ存在せず, RIAAカーヴではない, EMIグループ・米国RCA音源のHis Master's Voice制作EMIプレス, 工場:"The Old Vinyl Factory" Hayes・Middlesex・England, 英国でのオリジナル, original in UK.
ジャケット:【英国でのオリジナル】---見開コロネーション中入れ紙背ベージュ布貼, 表記されたジャケット番号:ALP 1029, Price Code:なし, 背文字:なし, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが英国では当ジャケットである), 製作:The Gramophone Co. Ltd., 印刷:記載なし・英国製, これが初回デザインのコロネーション・ジャケット, 英国でこれより古いジャケット存在せず, 英国オリジナル, original in U.K.
トピックス:1951年12月3日ニューヨーク・カーネギーホールでのモノラル録音, 録音詳細不明, 米国では1952年頃Radio Corporation Of Americaによりコピーライト登録・同年米RCA:LM 1713にて初リリース, 英国では1953年頃英His Master's Voice:ALP 1029(当装丁)にて初リリース→1958年頃同一番号・金大ニッパー段付レーベル・後期コロネーション・シングル・ジャケット入り---と変遷する, 1959年頃英国RCA:RB-16100でも発売された, フランスでは仏VSM:FALP 205

商品詳細:米国RCAはLM 1713。英プレスは音が柔らかく、聴きやすい。英RCA社からも出ているが年代は後になる。初出は1953年の発売(フラット盤)。1951年の古い録音なので、'50年代後半のものに比べ、音はやや貧しいが、それでもトスカニーニだけが持つスタイルは、はっきり体に入ってくる。この4番はそれ程早足ではない。内省的に深く、渋さが際立っている。このような曲こそ、トスカニーニはあえて情感を排して仕上げた。その方が、聴く者のイメージが膨らむことを知っていたのだろう。フルトヴェングラーとトスカニーニという対極にある2人の大指揮者が、同じHMVの同一シリーズから出ていたというのも面白いが、時代というのは不可思議なもので、フルトヴェングラー優位の時代は終わろうとしている。今、改めて、このテンポと表現が再評価されている。音質は非常に良い!トスカニーニ・ファンよ大手を振って歩け! 尚ある学者による見立てではフルトヴェングラーとトスカニーニの人気の推移はその時期の景気をある程度反映するという説である。景気が良い時期にはフルトヴェングラーが優位となり、景気が後退するとトスカニーニの人気が上がり始めるという。27年間の営業を続けてきた経験からこの説は実体験で信憑性が高いと言わざるを得ない。レコードのトレンドも経済学で推理できることに驚いたが、それが現実であることを見ると、人間の行動理論は本当にあるのだと認めざるを得ない。フルトヴェングラーの絶頂期は今完全に終息している。トスカニーニが素敵に感じてしまう空気が今世の中を支配しているようだ。ところでフルトヴェングラーには弟子はおらず後継者もおらず一代限りの芸風を持った指揮者であり、対してトスカニーニはフルトヴェングラー以外の全ての指揮スタイルの中興の祖であるという説も多く耳にすると思われる。この説も説得力があり、マクロ的な目で見て大きな間違いはないと感じる。「現代のほぼ全ての指揮者はトスカニーニを源流としている」--という解釈が成立する。一見粗っぽい説だが一理あると思っている。そういう視点からトスカニーニを改めて聴くと新たなことが見えてくるかも知れない。

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