商品コード:1335-022p[COLUMBIA] L.コーガン(vn)/ モーツァルト:Vn協奏曲3番, メンデルスゾーン:Vn協奏曲
商品コード: 1335-022p
商品詳細:世界的に人気のヴァイオリン奏者、レオニード・コーガンのフランスCOLUMBIA音源は何と1959年の11月に纏まって録音されていた。指揮者はコンスタンティン・シルヴェストリ。オケはパリ音楽院管弦楽団。11月10/11/28日にチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲と同瞑想曲~「なつかしい土地の思い出」が録音。11月16/28日にはベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲。日にちこそ不明だが同じ11月中にモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番とメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲が録音された。全てサル・ワグラム、パリである。この中で唯一当盤であるモーツァルト/メンデルスゾーンのカップリングだけが英国ではステレオであるSAX番号が未発売でフランス側のみSAXF 138でステレオもほぼ同時にリリースされた。メンデルスゾーンは初回録音でモーツァルトの3番は2回目録音となる。フランスでは1960年頃モノラル/ステレオがリリースされたが英国では1962年になってやっとモノラルの33CX 1744がリリース。ステレオは結局1970年代になってClassics For PleasureのCFP 40031で初めてリリースされた。録音が英国ではない場合によくあはる現象である。これらの録音のステレオ・オリジナルであるSAX番号はオークションで100万円を超えるのが通例になったようである。モーツァルト/メンデルスゾーンのステレオを望む声に応えてTestamentがSSAX 1744でリマスター・ステレオ盤を近年リリースしたことは記憶に新しい。ステレオの話が長くなったが英国COLUMBIA系音源の場合、録音国に関係なくFCXと33CXは相当に音質が異なる。きちんとイコライザーで補正をしないと33CXは大人しいで音でやや引っ込んで聴こえる。FCXは前にどんどん張り出す元気の良い音質である。最近ではFCXの大半をモノラル・オーディオファイルLPとして紹介している。これはステレオSAXFと同じ音源を比較しても言えることで音だけ選ぶならSAXFよりFCXを取りたくなる。それだけ長きに亘ってフランスはモノラルの国であった。技術の国ではなく、芸術の国であり続けたと言い変えることもできる。FCXを選んでおけば失敗はないと断言出来るほどである。コーガン/シルヴェストリの名演の中でも入荷の少ないモーツァルト/メンデルスゾーンをこの機会に!SAXF 138は相当高額となるが実際に聴くと薄味でがっかりすることなりかねないというのが現実!
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