商品コード:1335-007p[PAVANE] R.レダエリ(pf) / バッハ:小前奏曲集/5つの小前奏曲 他
商品コード: 1335-007p
商品詳細:ベルギーのレーベル、PAVANE社の1980年頃のリリース。アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖~鍵盤曲のみ23曲を抜粋したLPを出したロベール・レダエリなるピアニストのバッハ:小前奏曲集(全19曲)。アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖が素晴らしい仕上がりだっただけに当盤も期待が持てる。ベルギーのピアニスト、ロベール・レダエリ(1929-2011)に関する情報はまったくない。同じピアニストのジュリエンヌ・レダエリなる奥さんと1970年頃ベルギーEMIにFaure ravel bartokのピアノ・デュオLPを1枚出している(4C 061-97112)。それがレダエリのデビューLPである可能性が高い。その後PAVANEに籍を置いて少なくとも3枚のバッハ作品のソロLPを出している。アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖(ADW 7012)、小前奏曲集(ADW 7045)、そして「15のインヴェンション/15のシンフォニア」(ADW 7117)。奥さんとの2枚目ピアノ・デュオLPもADW 7115で出している。また AlphaレーベルにF.PretonioによるVn作品集のピアノを担当(DB 34)。他にも伴奏での録音はあると思われるがソロではPAVANEのバッハ3枚だけと思われる。レダエリの特徴は何よリ丁寧に紡ぎ出す一音一音である。どこまでも基本に忠実に、楽譜に忠実にという信条が感じられる。雑念の全くない澄んだ気分がより深いバッハ体験をさせてくれるようである。これらは名曲とは言えないがバッハが同時進行で仕上げた「平均律クラヴィーア曲集」、「インヴェンション」、「シンフォニア」等の内容を持ち、ヨハン・ペーター・ケルナー等の弟子によって編纂された曲集である。真剣に聴いてもそれなりの深い世界を見せてくれる作品群である。PAVANE社1980年頃のオリジナル録音。A面頭から、「5つの小前奏曲」B.939-43(1703-20年)、そしてB.999は「リュートのための前奏曲」(1721年)。次に「9つの小前奏曲」B.924-32(フリーデマン・バッハのためのクラヴィア小品集)の中から7曲。B面「6つの小前奏曲」B.933-8(1720年頃)。つまり、バッハがケーテン時代に残した、珍しいクラヴィア曲を1枚にまとめた、意外にも重要なLPであった。ピアノの音も良く、バッハ・ファンには是非聴いてほしい。
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