商品コード:1335-003p[DGG] S.アスケナーゼ(pf) / ショパン:Pf 作品集
商品コード: 1335-003p
商品詳細:DGGモノラル期に、ショパンの主要曲の録音があるステファン・アスケナーゼ(1896-1985)はポーランド生まれ。フランツ・クサーヴァー・モーツァルト(モーツァルトの息子)の弟子であるクサヴェラ・ザハリャシェヴィチに7歳から師事。その後テオドール・ポラック、ウィーンでエミール・フォン・ザウアーに師事。1919年にウィーンでデビューした。1927年にブリュッセルへ移住し、1967年までブリュッセル王立音楽院で教鞭を執る。教育活動の傍ら、全欧や北米、アフリカなど世界各地へ演奏旅行を行う。批評家のフランツィシェク・ブジェジィンスキは「完璧なテクニック、的確な暗譜力、驚くべきピアノ・トーンの感覚、華麗な打鍵、そして何よりも並外れた才能と心を打つ解釈──これら全ての要素が、この若きピアニストを従来のヴィルトゥオーゾたちと肩を並べる地位へ一気に押し上げた。将来が極めて有望である」と評した。マルタ・アルゲリッチや内田光子の師である。モノラル期初期、DGGのショパンと言えばこの人しかいなかった。とは言え、一度舞台から消えたかに見えたが、近年、改めて人気が盛り返している。おそらく'60年代以後見られなくなってしまった詩情あふれる表現が、今、改めて珍重されているのではと思う。古典的ヴィルトーゾを絵に描いたようなスタイル。楽譜の存在を忘れるような物語風のスタイル。サロン音楽らしさを最大限に感じさせてくれるショパン弾きである!これは既音源から抜粋して1964年頃制作した企画盤。アスケナーゼの何らかの記念を祝した企画かも知れない。
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