商品コード:1082-027[RCA] L.ペナリオ(pf) A.プレヴィン指揮ロイヤルpo./ラフマニノフ:Pf協奏曲1番, 4番
商品コード: 1082-027
商品詳細:RCAとは言っても英国録音の為、音質はDECCAのSXL6000番台に近いものがある。ピアノのペナリオはCapitolのピアニストで、日本でのなじみは非常に薄い。しかし、レーベルが変われば印象も異なる。やや硬質でキラキラとした切れ味の鋭いピアノ。技巧派! 指揮、プレヴィンもまた同様の音楽観を持つ。両者の思想は噛み合って、情緒的なラフマニノフを理知的でクールな情熱の音楽として仕上げた。しかし、1960年代的音楽の豊かさには満ちている!これらはプレヴィンにとってRCAにおける最初のクラシック録音の一つで、ハイフェッツの室内楽演奏のパートナーとしても知られ、50年代~60年代を通じてアメリカを中心に活躍した名手、ペナリオとの共演盤。ペナリオのCapitol録音を見ればハリウッド御用達の軽いポピュラー・ピアニスト程度に思われても仕方がないところはある。実はレナード・ペナリオは相当な技巧派であり難曲もいともあっさりと片づけてしまうつわものピアニストであることを知ってる方は少ない。ジャズにも精通したプレヴィンとの共演は大正解で退屈になりがちな1/4番という曲が野生味を帯びテンポ良くリズムにのって白熱した世界が見えてくるのである。難曲ほどにやりがいを感じるタイプらしい。こういった近代作品にピッタリの共演を見つけてしまった。プレヴィンは1970年代アシュケナージとPf協奏曲全集を録音しているが比較にならない醍醐味を感じる。L.ペナリオ/プレヴィンはこの1枚2曲だけらしい。どこかグルーヴ感さえ漂う冴えた演奏!大推薦!
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