商品コード:1093-027[DECCA] C.カーゾン(pf) A.フィストゥラーリ指揮ロンドンso./グリーグ:Pf協奏曲
商品コード: 1093-027
商品詳細:1951年DECCAで最初のグリーグ:Pf協奏曲のLP録音と思われる。クリフォード・カーゾン(1907-1982)はロンドン出身のピアニスト。1923年にプロムスで公開デビューを果たし、ヘンリー・ウッドの指揮でバッハの3台のピアノのための協奏曲を演奏した。1928年から1930年までベルリンに留学してアルトゥール・シュナーベルに、その後パリに留学してワンダ・ランドフスカとナディア・ブーランジェにも師事。欧米各地で演奏活動に取り組んだ。カーゾンは「ペルシャの市場にて」などで有名な作曲家、アルバート・ケテルビーの甥である。また親類関係があったと思われるソプラノ歌手マリア・チェボターリが39歳でウィーンで亡くなると、2人の遺児を引き取り養子にした。1977年にナイトに列せられた。録音嫌いで有名だったがその割に1944年SP期からかなりの録音を残す。DECCAに多くの名演を残している。英COLUMBIAがギーゼキング/カラヤンと入れた録音は有名だがそれに対抗する録音として出たのがこれであった。しかしギーゼキング/カラヤン盤があまりにメジャーになってしまい。この録音は影に隠れた録音として知る人ぞ知るレベルだった。聴いてみれば、DECCAらしいパンチのある硬派の演奏である。カーゾンは数少ない英国人ピアニスト。なかなか迫力のある演奏だがどうも受けが悪かったようだ。今改めて聴けば当時のDECCAのモノラルの優秀さを改めて知ることになる。カーゾンは1959年モノラル/ステレオ録音でエイヴィン・フィエルスタート/ロンドンso.と再録音している。
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