商品コード:1093-022[DECCA] B.キャメロン指揮ロンドンpo./グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲, 「ペール・ギュント」第2組曲
商品コード: 1093-022
商品詳細:あまり名前を聞かない指揮者だが、イダ・ヘンデルのチャイコフスキーの協奏曲初録音('45年)がこの人だ。また、モイセイヴィチとのパガニーニや、コーガンとのプロコフィエフなど、モノラル時代の名盤にはキャメロンの名前が多く登場する。そしてこの「ペール・ギュント」だが、まず録音の良さに驚かされる。トライアングルの澄んだ音や、弦のピチカートの若々しく跳ねるような様が見事だ。少しくだけた感じが曲によく合っている。DECCAカーブで再生するのが望ましい。指揮者ベイジル・キャメロン(1884-1975)は英国レディングの生まれ。父親はドイツ人である。ヨークでオルガンを学び、1902年から1906年までベルリン高等音楽院(Berlin Hochschule für Musik)に留学してヴァイオリンを習い、帰国後ロンドン交響楽団のヴァイオリン奏者となった。1912年からトーキーの海浜リゾート地のオーケストラを指揮するようになったが、聴衆の受けがいいドイツ名の「ヒンデンベルク」を使って活動し、リヒャルト・シュトラウスやリヒャルト・ワーグナーらの音楽を積極的に紹介した。第一次世界大戦の勃発により、ドイツ名を捨て、本名でイギリス各地のリゾート地のオーケストラで指揮するようになる。1930年からイサイ・ドブロウェンと共にサンフランシスコ交響楽団に音楽監督として招かれ、1935年にはシアトル交響楽団の首席指揮者に就任したが、1938年にイギリスに帰国。帰国後は、プロムスでヘンリー・ウッドの助手を務めた。第二次世界大戦後は、リゾート地でのオーケストラ演奏が下火になったため、フリーランスで活躍するようになり、BBC交響楽団をはじめとする国内のオーケストラはもとより、アムステルダムやベルリン、チェコなどヨーロッパ各地のオーケストラに客演していた。レミンスターで没。これは1949年頃のモノラル録音だが度肝を抜く凄い演奏と録音!モノラルファンに是非!
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