商品コード:1097-029p[DGG] Z.ザイトリン(vn) A.ブレンデル(pf) R.クーベリック指揮バイエルン放送so./シェーンベルク:Vn協奏曲, Pf協奏曲
商品コード: 1097-029p
商品詳細:Pf協奏曲が1971年9月、Vn協奏曲が1971年12月ドイツ・ミュンヘンで録音されたシェーンベルクの協奏曲集。今までなかった組み合わせだけにDGGとしても冒険だったに違いない。今でこそシェーンベルクはクラシック音楽の一つとして普通に聴かれるようになったが1972年当時はドイツでもかなり前衛的な作品であったからである。しかしDGGは同じドイツ語圏の最大レーベルとしての責務か積極的に録音をしてきた。ピアノ協奏曲は1942年にアメリカで作曲され、厳格な十二音技法によって書かれている。単一楽章の形式であるが、4つの部分に分けられ、手稿には曲想に対応した言葉が記されている。ヴァイオリン協奏曲は1936年に同じくアメリカで完成している。同様に厳格な十二音技法による。この曲の初演は当初ヤッシャ・ハイフェッツに依頼されていたが、ハイフェッツは熟考の末に断わり、総譜をシェーンベルクに送り返した。この曲についてハイフェッツは「研究するだけ無駄だった」「6本の指が必要」と言ったと伝えられている。ただし、後の回顧録には断ったことを後悔していたという記述もある。初演は1940年12月6日、現代音楽を得意とするルイス・クラスナー(ベルクのヴァイオリン協奏曲の初演者として知られる)のヴァイオリン独奏、ストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団によって行われた。当盤でPf協奏曲はブレンデルがソロを担当していることが興味深い。クーベリックのような大物指揮者で国際レーベルDGGの録音とあれば歴史的な記録となる。そのためか1972年の発売だったが1982年にジャケットデザインを変更して再度発売された。現代作品だが今ではその古典として楽しめる。Vnのスヴァイ・ザイトリンは1923年ロシア生まれ、後に米国に移住、年配のソリスト。これが唯一の録音?
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