商品コード:1109-052p[VÉGA] Y.ロリオ(pf) E.スムセ(s) R.アルベルト指揮管楽Esn./J.バラケ:「セカンス」, Pfソナタ
商品コード: 1109-052p
商品詳細:ジャン・バラケ(1928-73)はフランスの現代作曲家。極めて高度なセリー技法を扱う作曲家であり、レヴェルの維持のために残された作品数は僅か7作品だけであった。これは1955年ソプラノ入りの室内楽「セカンス・Séquence」と1952年のピアノソナタ。この2作品は世界初録音ではないかと思われる。1970年代に入りASTREEでもピアノ作品をC.エルフェが録音したが勿論こちらが先である。現代曲好きには興味深い曲だろう。声が入ることにより、より聴きやすい作品となり、パーカッションと女声の絡みが新鮮。ソプラノによる歌が入る作品でいかにも現代作品を思わせる器楽に女声が入ることで親しみやすく、面白さが増す効果がある。「セカンス」は初期作品。バラケは極めて自作品の選定には厳しく、「火の回廊」、「プロティアへの賛歌I,II」、「ディスクール」、「横たわる男」は完成させることが出来なかった。また、『30作ほどあった』とされ生前失われた事になった「夜想曲嬰ハ短調」、「交響曲」、「無伴奏バイオリンソナタ」、三つのピアノソナタなどは、実は遺族が管理しており存在が確認されている。録音にはバラケ本人が立ち合い助言を行っている。バラケ自身もロリオという大家が初録音してくれるなら喜んだことだろう。E.スムセのソプラノも極めて澄んだ美しい声である。ロリオは2曲とも参加。