商品コード:1117-015[M&C] L.ローズ(vc) J.B.ポミエ(pf)/ブラームス:Vcソナタ1番, 2番
商品コード: 1117-015
商品詳細:仏M&Cのデジタル盤オリジナル。L.ローズとJ.B.ポミエによるブラームスの2曲のチェロ・ソナタである。ローズは20代の頃からアメリカ国内の第一線で活躍していたチェリストで、世界中で最も評価されたアメリカ人チェリストの1人である。当盤は彼の晩年を飾るブラームスのソナタであり、ゆったりとしたテンポではあるが深い情感を具えた名演である。また燻し銀の如きポミエの伴奏も絶妙であり、高貴な精神性が伝わってくるような演奏である。以前では考えられなかったRCAのチェリストとVSMのピアニストとの共演が1980年代デジタル期になって実現した。特にレナード・ローズは1940年代から録音のある古参チェリストでトスカニーニ時代のNBC交響楽団に加わり、すぐに首席チェリストに抜擢されたピアティゴルスキーと並ぶ大物。21歳でクリーヴランド管弦楽団の、26歳でニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団の首席チェリストに任命された。1951年以降はソリストとして数多くの録音を行い、ジョージ・セルやブルーノ・ワルター、ユージン・オーマンディ、レナード・バーンスタインらの指揮者と共演した。また、アイザック・スターン、ユージン・イストミンらと結成したピアノ三重奏団は名高く、彼らと共に録音したベートーヴェンのピアノ三重奏曲全集は、1971年度のグラミー賞最優秀室内楽部門に輝いた。長年ジュリアード音楽院やカーティス音楽院、イワン・ガラミアンのメドウマウント夏期講習会での指導を通じて、アメリカのチェロ教育に消しがたい足跡を残している。門人の多くが多くのアメリカのオーケストラで楽団員を勤めているだけでなく、ソリストとして活躍するものも少なくない。とりわけリン・ハレルとヨーヨー・マは有名な門弟である。また、同じくチェリストのフランク・ミラーはいとこにあたる。これがローズの初の欧州レーベルへの録音の可能性が高い。
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