商品コード:1129-063[CAPITOL] E.ラインスドルフ指揮コンサート・アーツo. I.ベイカー (Vn)/リムスキー・コルサコフ:シェヘラザード
商品コード: 1129-063
商品詳細:エーリヒ・ラインスドルフの日本での評価はその実力より低い。RCAに多くの録音をしたことも原因だろうか。彼の大半のポストは米国のオケ、ニューヨーク・シティ・オペラ(1956 - 1957)、クリーヴランドo.(1943-1946)でセルの前任、メトロポリタン歌劇場o.(1938-1942/1957-1962)、ボストンso.(1962-1969 )、ウィーンso.(1976-1978)となる。堂々たる経歴なのだが日本では二流扱いである。演奏に求める水準の高さとともにその辛辣な人柄で厳しいリハーサルを団員に行ったことが良い解釈をされなかったところがある。WESTMINSERに行ったモーツァルトの交響曲全集は世界初の一人指揮者による全集録音であったが殆ど知れらていないのはなぜだろう。同じ厳格主義であったジョージ・セルとは好対照を見せる。これは1960年CAPITOLへの録音でRCAの前だと思われる。ドイツ風のきっちりしたリズムとブレのない管弦楽は米国人には厳しい要求だったのだろうか? ラインスドルフのシェヘラザード。確かにきっちりしたラインスドルフの性格そのままの演奏だろう。しかし文句はどこにもなく悪くない演奏である。ここに色気やなまめかしさを求めるのは無理がある。ラインスドルフはそういうタイプではない。この曲はオーマンディの方が合ってはいるがしっかり統率されたオケによる演奏も一つの流儀だろう。少なくとオーマンディよりはうるさく無いところは評価できる。
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