[His Master's Voice‎] E.フィッシャー(pf)/ベートーヴェン:Pfソナタ8番「悲愴」, 23番「熱情」

[ 1129-053 ] Edwin Fischer, Beethoven ‎– Sonatas: "Pathetique" And "Appassionata"

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商品コード: 1129-053

作品名:ベートーヴェン:Pfソナタ8番Op.13「悲愴」, Pfソナタ23番Op.57「熱情」
演奏者:E.フィッシャー(pf)
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:His Master's Voice
レコード番号:ALP 1094
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:金大ニッパー段付, 6時にAngelとMede in Gt Britain, グルーヴガード厚手, Rights Society:記載なし, (P)なし, スタンパー/マトリクス:2XEA 329-7N/2XEA 330-3N(ラウンド小文字スタンパー・EMI通常タイプ), 英国EMI系の英国モノラル録音の製造を示す2XEA ***で始まりレコード番号を含まない専用マトリクス使用, 補助マトリクス(3時):O/G, 再補助マトリクス(9時):1/1, 1950年代のスタンパーによる1956年頃製造分, 1953年フラット様(ALPに直角に切れたフラット盤は存在せず)で初リリース, これより古いレーベル存在する, さらに古いマトリクス存在する, これより古い3時は存在する, ステレオ存在せず, RIAAカーヴである(初出の中溝盤は異なる), His Master's Voice音源のHis Master's Voice製作EMIプレス, 第2版, 2nd issue
ジャケット:ラウンド折返両面コートペラ, "aka scalloped" (ホタテ貝の意味), 背文字:あり(黒色・白背景・上下絞り), 裏文字:あり(英語解説と英語タイトル), ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在する年号:不明(年号記載ないが当ジャケットであると思われる), (P)(C)なし, 写真撮影者:不明, 原画/被写体:Edwin Fischer, にモノクロ写真とタイポグラフィー, デザイン:EMI Group, ライナーノーツ:Jhon Searchfield, 製作:The Gramophone Company. Ltd., 印刷:Staples, ラウンド折返両面コートペラ"aka scalloped" (ホタテ貝の意味)の初回分, これより古いタイプ存在しないと思われる, オリジナル, original
トピックス:1952年10月14-15日・ロンドン・Studio 3, EMI Abbey Road・でのモノラル録音, 録音技師:Francis Dillnutt /Robert Beckett, プロデューサー:Geraint Jones, 英国では1953年The Gramophone Company. Ltd.によりコピーライト登録・同年4月にHis Master's Voice :ALP 1094(金大ニッパー中溝・フラット様プレス)で初リリース, これは1956年頃製造の盤が1954年製造のオリジナルジャケットに入るケースでRIAAカーヴとなった最初の版である, エドウィン・フィッシャーのベートーヴェンは少なく、第7番(録音:1948年、ハンブルク)--第8番『悲愴』(録音:1952年11月23日・別録音)--第30番(録音:1952年6月18日)--第15番『田園』(録音:1954年7月28日、ザルツブルク)--第21番『ワルトシュタイン』(録音:1954年7月28日、ザルツブルク)--第32番(録音:1954年7月28日、ザルツブルク)--23番:1952年(ロンドン)が全録音と判明したが1960年までに発売されたEMI系のLPは2枚のみでALP 1094/FALP 311:8/23番, ALP 1271/FALP 357:7/32番だけ, プライベート盤などで他の曲が出ている, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:バッハ/ベートーヴェンの権威、エドヴィン・フィッシャーはブレンデルの師でもある。その超辛口の味わいに両者の共通点がある。フィッシャーのベートーヴェン録音は意外と少なく、1950年代に発売された初期LPは2枚(4曲)しかなく、戦後は腕の故障で指揮活動に力を入れていくことになる。バッハの平均律クラヴィーア全曲の世界初録音を行ったがベートーヴェンはSP期にシュナーベルが世界初のソナタ全集を行った為、意外にベートーヴェンについては知られていない。残された録音は7・ 8・ 15・ 21・ 23・30・ 32番の7曲存在するがEMIスタジオでの録音は4曲(7・8・23・32番)だけで2回分のLPがEMI系から1950年代に発売されただけである。他はプライベートプレスなどが存在するらしい。エドウィン・フィッシャー(1886- 1960)はスイス、バーゼルの生まれ。同地でハンス・フーバーに師事。大戦後は指揮者の活動がメインとなる為、ピアノ演奏は大半がSP録音である。しかしベートーヴェンの4曲は幸いにも1952年頃のモノラル録音であり音質もよ良く、フィッシャーの世界観をタップリと楽しむことができる。この時期のフィッシャーは技巧的な欠落を指摘されることもあるが、楽曲の本質的な精神を把握することにかけては無類の存在であって、技巧的弱点を補って余りある高次元名音楽性を持っている。もはやエドヴィン・フィッシャーにしか表現できない世界感であり、そういう芸術に技巧云々はもはやナンセンスという他ない。強い打鍵も用いずとも音楽の高揚感を引き出すことのできたピアノマスターであった。1942年にスイスに帰り、ルツェルン音楽院で教鞭を執りつつ限られた演奏を行い世界中のピアニストから高い尊敬の念を受けたフィッシャーの言葉を引用したい----われわれが自然な音楽的成長の初期の段階にあるうちは、われわれは彼のメロディーの民謡的特質や、その和音的で諧音的な作品構造のわかりやすさのおかげにより、充分モーツァルトにしたしみを感じておれるのであるが、その次には、たいていの場合、はげしい奮闘的なものに心を惹かれ、熱情的なものを愛する一時期がやってくる。そうなると、どれほど強烈な表現もなお充分に強いとは思えず、どれほど華麗で、練達で、魅了的であっても、なおものたりない。このようなことでは、われわれはとうてい大作曲家モーツァルトに近づくことはできないのであるが、さらにその次の時期 ― まったく斬新なもの、気の利いたもの、過激なもの、革命的なもの、あるいは外見上問題的なものを探索する時期 ― においてもこの事情にかわりはない。だが、いつの日か迷妄の夢はさめる。そして、モーツァルトの音楽においては、内容、形式、表現、ファンタジー、器楽的効果など、いっさいがごく単純な手法によって達成されていることに気づくのである。この日が訪れるとき、君はあらゆる模索、あらゆる欲求から完全に救われるのだ。----

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